プロフィール
三栖右嗣氏(みすゆうじ)記念館は敷地内のシンボルツリーや新河岸川沿いの桜並木など、サクラとはなじみの深い美術館です。スタッフがブログを通じて、さまざまお知らせを提供し、さくらのように愛される美術館づくりをめざしています。
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スタッフブログ

ヤオコー川越美術館三栖右嗣記念館スタッフによるブログです。

‘日記’ カテゴリーのアーカイブ

お客様の声より


~~~~~~ 美術館に寄せられた「お客様の声」を掲載いたします。~~~~~~

 

今日で2回目です。ここへ来ると自分も絵が描きたくなります。旅にも出たし、そして  スケッチもしたし、そんな美術館です。また、いつか来ます。 

 

今日で2回目になります。「生きる」「老いる」3年前に亡くなった母を思い、切なくなります。私は今生きている。でも日々老いていく。美しく老いる事を願うけど...。

 

Yaoko Museum's architecture is very modern but at the same time peaceful and comfortable.The paintings are truly"Master pieces!" I love touch and the beautiful colors. My favorite the painting of the ocean with the tropical fruits and flowers. Thank you for the wonderful time.  

 

初めて三栖右嗣さんの作品を見ましたfが、とても感動しました。住まいも川越に近く、この美術館も一度伺いたいと思っておりました。現在難病の主人を介護しており、一時の暇もなく、毎日がアッという間に過ぎる生活をしていますが、今日用事で近くに来たことから、立ち寄ることが出来ました。ゆっくり鑑賞出来て、疲れもとれて、スッキリした気分で帰れます。ありがとうございました。

 

建築と絵画が互いにひきたてあい、ひびき合っているという印象。川越の地に、このような小さくても居心地のいいスペースがあるということを、うれしく思います。氷川神社に来た時などに、時々寄れせてもらいたいと思います。     M様

 

宮下町に到着。勝海舟自著の氷川神社の大鳥居が出迎えてくれる。巫女さんに、「美術館」はどちらかとたずねると、風鈴通を越えくぐり、橋を渡った処だとの教え。風鈴にかかれた「家族が健康で笑顔でいられますように」の文字を読みとりながら、せみの死がいを踏まないように、橋に到着。川をのぞくと、巨大な鯉の大群が出迎えてくれている。「魚」「里」=「鯉」はまさに故郷のにおいがする。9時50分に美術館に到着。現代建築の最高頂美術館である。開館前ながらも入館させて頂き感謝。そこは、スペイン。「落日の牧場」には涙し、完全にとりこまれてしまった。太陽光の下で「爛熳」、特には、「老いる」「生きる」、そして「家庭の肖像画」、「牛」と「薔薇」と「青い海」、ここには人の一生の全てがある。これからおはぎを食べて、限られた時間のなかで、人生を真剣にenjoyしようと思いました。スタッフの皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。     T 様

 

川越氷川神社のそばに、モダンな美術館があるのを知り、立ち寄りました。三栖先生のことは存じあげませんでしたが、光と影、生き生きとした立体感に見入りました。「爛熳」では、涙が出てしまいました。入館料が安く、気軽にカフェで休けい気分というだけでも、立ち寄りやすくていいですね。次の作品も楽しみにまた来たいと思います。

 

17:00(閉館)前にご親切に入れていただいた。川高卒業後30年ぶりに川越に来て、ウワサを聞いて立ち寄った。なつかしい風景に新しい建物、いろいろとやさしく声をかけていただいた館の方に感謝。     A様

 

ひとつひとつの作品に、人の表情や自然の表情が感じられ、まるで自分が作品の中にいるような印象を受けました。人が見ている映像をそのまま切り取ったような作品だと感じました。素敵です。建物内の作品をひきたてるような演出も良いと思いました。来てよかったです。     S様

秋CA9BTZTK.jpg

明日で今回の展覧会が終了なので、必死になって茨城の笠間から、乗り継いでやって参りました。来たかいがあったです。「いい絵」をまとめて拝見出来ると、自然と心が気持ち良くなれます。「絵の力」というものを、しっかりと感じさせて下さる、立派な展覧会でした。今までよりはるかに川を越えて...。三栖右嗣画伯ファンになりました。ありがとうございました。     O様


せきれい物語ー告白そのⅠー


みなさん、こんにちは。ずいぶんご無沙汰してしまいました。

うすうす、お察しとは思いますが、カラス君に僕の恋の進展について、勝手な憶測記事を書かれる前に僕から告白します。雀を偲ぶせきれい.JPG

僕が恋に落ちたのは本当です。すべての始まりは、僕がここで、まさにこの場所で彼女に出会ったことでした。あの、ふっくらとした、そして優しげな茶色の羽毛につつまれた、可愛い雀さん。その姿を一目見た瞬間、雷に打たれたように僕の心臓は跳ねあがり、網膜に焼付いた映像は、消えることがないのです。水辺の雀.JPG

最初は、遠くから見つめているだけで満足だったのです。あるいはまた、美術館の庭で、何気ないふうを装ってすれ違う時、ふとゆきずりの僕を見る彼女の視線を感じるだけで幸せだったのです。散歩にでかけ、美術館の庭で会う。雀さんにとっては偶然でも、僕にとっては一日の大切な日課でした。咲いてるアガパンサス.JPG

そんな風にして、3ヵ月がすぎました。あんなに咲き誇っていたアガパンサスも、枯れてしまいました。枯れたアガパンサス.JPG

「おいおい、3ヵ月も遠くから見つめるだけで満足だなんて、いまどき、小学生だってアプローチ、プロポーズ、アグリメントと、迅速にとりつけるぜ」と、カラス君にさんざん笑われました。

カラス君は、自分の恋を実らせ、氷川神社の杜に新居を構えるまでになったので、僕に対して、大層優越感をもっているのです。

でもカラス君と違って、僕は、言葉も習慣も、僕らせきれいとは異なる雀さんに、恋をしてしまったのです。

せきれい仲間では、頭脳も、容姿も、人に知られた僕ですが、雀さんにとって、その僕の姿がどのように感じられるのか、まるで未知数なのです。

あぁ、僕はどうしたらいいでしょう...!!!???

突然ですが、それではみなさん、また。

 


夏の終わりに~ Jazz ♪ ジャズ ♪ Jazz


みなさんこんにちは。

8月30日(土) 暑かった夏の終わりに、美術館ミニコンサートが開催されました。ジャズ2.JPG

小林里枝(さとえ)さんを中心に ごきげんなジャズを演奏して頂きました。 メンバーをご紹介・・・ 

     ♪ 小林里枝 : アルトサックス

     ♪ 飯田篤史 : ピアノ

     ♪ 東郷ケイジ : ベース

曲目は皆さんが耳にしたことのあるものを中心にセレクトして下いました。「A 列車で行こう」「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」「枯葉」他・・・。

メンバーのみなさんは 音楽大好き人間がそれぞれの楽器を持ち寄って、それぞれの場で活躍をされているそうです。ジャズ5.JPG

会場も超満員!!たくさんのお客様に楽しんでいただきミュージシャンのみなさんも大変喜んでおりました。アンコールで 小林里枝さんは会場の中を歩きながら演奏したり、ベースの東郷さんは大きなベースを持ち上げて弾いたり、ピアノの飯田さんはお見事なピアノソロを披露し、聴きごたえ、見ごたえ大満足のコンサートになりました。ジャズ13.JPG

ご参加して下さったみなさま、ありがとうございました。これからもみなさまに喜んでいただけるコンサートを企画して参ります。どうぞご期待ください。

                       by    わたなべ

 


お客様の声より


本格的な暑い夏が到来しました。

今年、夏休みの計画はたてられましたか。

暑い夏は「涼しい美術館」で、名画を楽しまれてはいかがでしょうか。

7月も多くのご来館者があり、たくさんの方々からメッセージをいただきました。

以下に、その一部をご紹介致します。

P7300972.JPG  

●「老いる」を見て、自然と涙が出てきました。三栖先生の世界観に引き込まれる、素晴らしい展示。生と死はいつも自然の摂理であるというのが、ひしひしと伝わってきました。また来たいと思います。  I 様

●二回目です。同じ作品かと・・・思いながら・・・スペイン・・・「ワーよかった」・・・透明なスペイン、こんなにも広々とした所が地球の中にあるんですね。雲や丘や花が語りかけてくる作品。久々に・・・また来て良かった!!!と、思いました。新城さんの文章には、作者のことが気持ちと心と感じ方が伝えられていて涙しました。生きていることを伝えて、樹木がちゃんと空に太陽にのびのびと・・・美しかった!ありがとうございました。  S 様

●三栖さんの作品はもちろん、建築の美しさが圧巻でした。落ち着く素敵な空間です。また訪問したいと思います。                                      

●展示室が変わるたびに、空間の明るさが変わり、その部屋ごとに展示されている絵が、独特な雰囲気をあじわうことができた。 

●仕事の都合で千葉へ引越しましたが、埼玉に帰るたび、ここへ寄ろうと決めています。これからも素敵な美術館であって下さい。  I 様

●「或る家族の肖像」が、写真を見ているようでした。大きなしだれ桜の絵が一番好きです。どれもこれも本物みたいでした。私は油絵を習っているのですが、かき方がみんなそれぞれちがうことをあらためてかんじました。こことてもひびきますね!いとこといっしょに来たのですが、いとこがまだちいさいのではしりまわったり、大きな声を出してしまったりと、申しわけありませんでした。とても楽しかったです。  11才 H 様

皆様のお越しをおまちしております。

 

  

  

 


この花、な~んだ?


こんにちは。いつもブログをご愛読いただきましてありがとうございます。

毎日不安定なお天気が続いております。そんな中、美術館ガーデンに今年はとてもおもしろいお花が登場しました!ねじばなアップ.JPGご存知でしたか?こちら、「ねじばな」というそうです。去年は少しだけ咲いていたのですが、今年はたーくさん咲きました!!とても小さなお花ですが、ピンクと白の花がつく、ラン科の植物です。ねじの様にらせんを描いて花がついています。なんと花のつき方は右巻きと左巻きがあるそうですよ。お客様が教えて下さいました。白い花は珍しいそうです。このなかにはあるかな?ねじ花群生.JPG

そして今年も愛の花、「アガパンサス」が元気に咲きはじめました。アガパンサス2.JPGアガパンサス1.JPGいちだんと花の数が増えましたよ。美術館の入り口でみなさまを ゆらゆらとお迎えしております。アガパンサス3.JPG

                                           by     わたなべ


しあわせな歌声につつまれて・ ・ ・ ♫


6月21日(土) 陽の傾いた午後4時、ヤオコー川越美術館は美しい歌声につつまれました。

ソプラノ歌手 森 陽子さん、ピアノ奏者 山崎 優子さんによるコンサートがはじまりました。パステルグリーンのドレスがとてもよくお似合いで、桜色のラウンジにきれいに映ります。ソプラノ1.JPG 

オープニングは 滝 廉太郎の「花」。 しっとりと優しい歌声です。その他モーツァルトやシューベルトの歌曲を歌って下さいました。歌の前には日本語での意味を教えて下さり 聞いている私達も楽しめました。ソプラノ9.JPG山崎さんのピアノソロ ショパン「ノクターン」「小犬のワルツ」は皆さんなじみの曲で なめらかな音が広がりました。

後半は木下牧子「おんがく」「さびしいかしの木」・ ・ ・ ラストを飾った曲はJ・シュトラウス「春の声」でした。 そしてお楽しみ、皆さんで「見上げてごらん夜の星を」を大合唱し 美術館はしあわせな歌声につつまれました。ソプラノ16.JPG

 森さんは昨年の秋 三栖先生の「老いる」を見るために来館されたそうです。そしてラウンジでおはぎセットを召し上がり、「爛熳」の前で歌いたいと思い その日 当館マネージャーに話をされ その情熱もあって今回のコンサートに至りました。 

お客様から沢山のお褒めの言葉を戴き、再登場を楽しみにお待ちしております。 

 森陽子さん、山崎優子さん 素敵なコンサートをありがとうございました。                  

                                             by     わたなべ

 


うっとうしい梅雨時は、当美術館へ!


うっとうしい梅雨の季節、おすすめのスポットをご紹介致します。yjimage[7].jpg

当美術館は、ただいま展示室1で、『スペイン展』を開催しております。

三栖右嗣先生が大好きだったスペイン滞在中に描かれた、絵画12点とスケッチ5点を展示しています。その他に三栖先生の滞在中のスナップ写真や、ビデオも放映中です。お見逃しなく!!

そして展示室2では、「光る海」、「アマポーラ」、「トモコ」などの名作を展示しています。トモコ.JPGこれらの展示期間は、9月21日までとなっております。

ラウンジでは、ブレンドコーヒーをはじめとした、美味しいお飲物やカットケーキ、そしてヤオコー名物甘さ控えめの「おはぎ」をご賞味いただけます。どうぞご家族皆様で、この機会にヤオコー川越美術館にお出掛け下さい。スタッフ一同お待ち申し上げております。


せきれい物語ーカラス君のひとり言ー


こんにちは、カラスです。人待ち顔のカラス.JPG

今日は、ヤオコー川越美術館の近況をお知らせしますね。

さて、前回「ぼくも愛する人をさがさなくっちゃ」と駆け出したせきれい君でしたが、

どうも、まだ誰にも巡り会えないみたいですよ。ときどき一人で飛んできては、池の水を飲んで帰っていきますが、

あのおしゃべりが、僕に議論をふっかけて来もせず、いつの間にか帰ってしまってるんですよ。

その代わりと言ってはなんですが、常連だったぼくら、カラス、せきれい君、鴨君一家のほかに、美術館を訪れる

仲間が、とっても増えたんですよ。

たわわに実った庭のグミに気付いて、徒党を組んで、食べ散らかしていくのが、むくどり君たち。

食べるとすぐ出すのが、小鳥の宿命。真っ白なエントランスロードに、おみやげをまき散らすので、

美術館のおじさんが、しょっちゅう箒をかかえてとんでくる。で、彼らも逃げ足が速いのなんの。ムクドリの群れ.JPG

ね?飛ぶ姿もかすむほどでしょ。

あとは、真っ黒な姿も精悍な鵜君。うん、僕にかなり迫るほどかっこいいんだ、こいつが。

それから、雀君にひよどり君たち。

あ、あ、雀ってば、せきれい君がある雀さんに意味ありげな流し目を送ってたんだけど。せきれいと雀.JPG

まさかねぇ...みなさん、どう思います?

この恋のゆくえやいかに?

何か進展があったら、またおしらせしますね。それじゃ、みなさんグッバ~イ。

 

 

 

 


三栖右嗣ファンの皆様、必見!


今なら、三栖右嗣の、図録がご覧いただけます。

5-5ブログ用.JPG

開催中の「三栖右嗣の見たスペイン 展」では、ただいま三栖右嗣の誕生日に合わせて

期間限定で映像資料や、雑誌の表紙を飾った小品などの資料も多く展示しております。

ぜひ見ていただきたいものの一つが、円熟期の三栖作品が満載の、貴重な図録です。

5-2ブログ用.JPG

コピーでの展示ですので、お手に取って、カフェのお席などで、ゆっくりとご覧いただけます。

図録資料の展示は5月末日までとなりますので

どうかこの機会に、三栖作品の多彩な魅力を、コーヒーの高い香りとともに、ご堪能ください。

また、企画展示「三栖右嗣の見たスペイン 展」の会期は、9月21日(日)までとなります。


✍ お客様の声より


 当美術館は、おかげさまでこの3月、開館2年が経過しました。

日本全国、そして海外(特に東南アジア)からも多くの方にご来館いただき賑わっています。yjimageCAN5PMMK.jpg

その『お客様の声』を一部ご紹介します。

 

 2014.4.8(火)

昨年の今頃、夫が医大病院に通院していた時のこと、絵の大好きな夫は体の痛みをおさえながらも、ヤオコー美術館に行ってみたいと言いながら、それも果たすことなく8月に旅立ってしまいました。今日は娘と夫の想いを果たしたく、勇気をもって訪れてみました。展示室2に入ると、すぐに「生きる」の衝撃的な絵が目に飛び込んできました。その姿は真に夫の必死に生きる姿そのものでした。心の奥に深く刻んでおきたい感動の力強い絵でした。ありがとうございました。       S様

 

2014.4.16(水)

フラメンコについて悩んでいて、大阪から来ました。スペイン展があることを知り、おどろいて覗いてみました。まだ考えはまとまりませんが、半日かけてきた旅先でも、やっぱりフラメンコにつきあたるというのは、そういうことなのかなと思ったり惑ったり。花の絵もすばらしいです。「生きる」「老いる」は怖いです。

                                                    

2014.4.17(木)

今日は私の誕生日。カットに行った美容室でここを教えていただき、自転車で飛んできました。建物もすてきで、尚、桜の絵画を観ながらいただくチーズケーキと桜紅茶は、特別な1日の始まりとなりました。こちらの画家の方は知りませんでした。ゴメンナサイネ!でも、何かあたたかい気持ちにさせてもらって、大変心が安らかになりました。また時々来させていただきます!

 

2014.4.18(金)

昨日とは一変、小雨の降っている肌寒い日です。もっと早くにきたいと思いつつ、本日になってしまいました。先生とは、私が小学生の低学年の時に、私のらくがきにお付き合いをしてくださったと覚えています。温和な印象が残っています。出来たらご存命の時にお会いしたかったと、又桜の時期に会いにきますネ!!

 

2014.4.29(火)

とても素敵な絵画でとても感動しました。私はまだ小学生なのであまりわからないのですが、油絵についてとても興味がふかまりました。      N様

 

2014.4.30(水)

今まで写実的な絵に、あまり興味がありませんでしたが、三栖さんの作品を観て興味を持ちました。繊細さと大胆さが共存していて、迫力あると思いました。スペインの風景は、広がりや光や風を感じました。千葉県から来た甲斐がありました。ありがとうございました。      T様