プロフィール
三栖右嗣氏(みすゆうじ)記念館は敷地内のシンボルツリーや新河岸川沿いの桜並木など、サクラとはなじみの深い美術館です。スタッフがブログを通じて、さまざまお知らせを提供し、さくらのように愛される美術館づくりをめざしています。
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スタッフブログ

ヤオコー川越美術館三栖右嗣記念館スタッフによるブログです。

‘日記’ カテゴリーのアーカイブ

美しいハーモニー・・・ポコ ア ポコ ♫


9月14日(土)、透きとおった女性コーラスのハーモニーが美術館内いっぱいに響きわたりました。

コーラスグループ「ポコ ア ポコ」のみなさんの歌声です。コーラス1.JPG

オープニングはモーツアルト「五月のうた」。 とても素敵なコンサートが始まる予感がしました。

そしてスキャット、日本の童謡、世界のうた、日本のうたと溢れるほどのハーモニーでお客様は心地良い時間を過ごされたと思います。

最後はみなさんとご一緒に歌うコーナーも設けて下さり、「おお シャンゼリゼ・故郷・夏の思い出」を 大きな声で合唱しました。これがまたすばらしく幸せいっぱいの歌声でした。コーラス2.JPG

お集まりくださいました皆様、「ポコ ア ポコ」の皆様 ありがとうございました。

絵画と音楽の美しいハーモニー、次回は10月19日(土)「ジャズ&ボサノバ」をみなさまにお届けいたします。

どうぞお楽しみに♫      by わたなべ


三栖右嗣の足音 vol.2


  三栖右嗣は2010年4月18日に、83歳の誕生日まであと7日を残して世を去りました。享年は82歳ということになります。その長い画業を、これまであまた書かれた評論その他の文章を通じてご紹介したいと思います。当時の文章を加工せずそのまま読むことで、時代背景や、描かれたばかりの絵を見たときの人々の高揚した気持ちを、そのまま味わっていただけるのではないかと考えました。語られた膨大な言葉の海の中から立ちあがってくる三栖絵画の真髄を堪能なさってください。

徒手空拳の快男児

                                1979年 村瀬雅夫

 痛快迫真の作風で現代画壇に抜群の力量を発揮している三栖右嗣は現代では"異色"の画家だろう。ともすれば団体に所属して一歩一歩画壇出世を心がけ、売り絵のために初志を歪げるサラリーマン化平均化した芸術界の大勢をなげき憂い、温厚な百キロの肥満体を創造者の気概と誇りで満たした型破りの画家の一人であって、死語になりかけている絵馬鹿がまだ当てはまるかもしれない。

 東京芸術大学卒業。しかし芸術界の通行切符としていまや有用な肩書を利用した形跡はない。その逆に、学校で教えられたものは創作と無縁と言い切る。年々の発表もやめて修験者のように黙々と芸風開拓に邁進し、40代で発表を再開すると一挙に「海を描く現代絵画コンクール」「安井賞」を連続受賞した。誰が見ても文句ない受賞で、現代美術界の最高賞を軽々とさらったという印象だった。

 そして52歳の今年、スペイン個展を試みた。「日本で認められ、高い金で絵が売れてもしょうがないじゃないですか。世界の芸術がこれだけ一体化した現代、外国の風物を描いて日本だけで見せたり、外国風のスタイルを真似て日本でいばっても何にもならん。世界に通用しなければ芸術家として意味がないのではないか。今や世界は一つです。ゴヤやベラスケスからピカソを生んだスペインを描いて、まずそのスペインの人びとに評価を受けたい。同時代の芸術家としてモデルになってくれたスペインの老人や女性たちに理解してもらえるか。マドリッドの個展は、その試みの手始めです」とその理由を語っている。

 国内での二つの賞も、挑戦してもぎ取った武芸者の道場破りの趣があったが、スペイン展はさらに身一つでの世界への挑戦となった。そして永遠の挑戦―これが三栖氏の本領、本性であるらしい。昨年数カ月のスペイン取材制作で、三栖氏は「体も心もすっきり引き締まり若返りました」と格闘者の表情に戻してはつらつと帰国し、個展の準備を進めた。「成果は大したことないと言われるかもしれませんが、この次の構想も出来上がりました。進むのみです」と語る。

 「アジアは一つ」と岡倉天心が言った一世紀後の日本から世界に打って出る試みは、壮たりと言える。荒海を切りさく竜骨のように独力勇往する現代画壇にまれな姿勢が、凛呼さわやかな作風と無縁ではないだろう。

 スペインの初個展は、マドリッド中の芸術評論家、画家が訪れ見にくるべき人で来ない人はいないという盛況だった。テレビ、ラジオにひっぱり出され、画廊は人であふれ、絵も見えないほど。なんとかゆずれと毎日作者の気の変わるのを期待してねばるファンもできた。「やはりやってみてわかってもらえる。人間は同じだと確信が湧きました」と語っているが、ユーラシア大陸の東のはての画家の心意気が、西のはての人々の心を打ったからに違いない。無題.JPG

 さて、これまで2回の「足音シリーズ」では、1975年の「海を描く現代絵画コンクール展」1976年の「第19回安井賞展」と二つの大賞を受賞し、またたく間に日本の洋画壇をかけのぼった雄姿をご紹介しました。しかし三栖右嗣にも、世界の偉大な画家たち同様、世に出るまでの様々な苦節がありました。次回は1945年から1975年まで、18歳から48歳までの、みずみずしい才能の赴くままに苦闘した、若き日の三栖右嗣を展望した「三栖右嗣作品選集」からお送りします。お楽しみに。byひらい

 


一建築家の熱意


8月22日(木)夕刻、遠く青森から若い建築家のMさんがご来館されました。

Mさんは青森でお父様と一般の民家も手掛けられる、建設会社を経営されています。ご本人は一級建築士の資格をお持ちで、以前から伊東豊雄先生の建築に惹かれ、先生の講演会にも出席されその際先生とお話もされたとのこと。またスペインまで先生の作品を見学に行かれたこともある熱烈なファンなのです。先生の「自由な発想と使う人に対する優しさ」を、自分の民家を始めとする建築に生かしたいと、熱く語られたのが印象的でした。ご来館の際、当館の「お客様の声」ノートに以下のメッセージを残されました。「青森からきました。とてもすばらしい!!RCなのに、自然の中にいるような建築におどろいています。またきたいです。」(原文のまま)

30分くらいの短い時間でしたが、会話の中からMさんの建築に対する熱意が伝わってきました。Mさん遠くからのご来館ありがとうございました。

                                by うたむら


三栖右嗣の足音 vol1


 皆様こんにちは。いつもスタッフブログをご覧いただきまして、本当にありがとうございます。今日から、三栖右嗣についての評論その他を、連載の形でご紹介いたします。

 三栖右嗣は2010年4月18日に、83歳の誕生日まであと7日を残して世を去りました。享年は82歳ということになります。その長い画業を、これまでにあまた書かれた評論その他の文章を通じてご紹介したいと思います。当時の文章を加工せずそのまま読むことで、時代背景や、描かれたばかりの絵を見たときの人々の高揚した気持ちを、そのまま味わっていただけるのではないかと考えました。語られた膨大な言葉の海の中から立ちあがってくる三栖絵画の真髄を堪能なさってください。

 まず最初にご登場いただくのは、村瀬雅夫先生です。村瀬先生は1939年のお生まれ。東京大学文学部在学中から、近代日本画の巨匠川端龍子率いる青龍社展に作品を出品。大学卒業後は読売新聞社に入社、文化部美術記者として活躍するかたわら、日本画家、文筆家としても独自の創作活動を続ける異色の存在でした。新聞社を定年退職されたのちは、明治大学講師、福井県立美術館館長、渋谷区立松濤美術館館長を歴任され、深い学識と洞察力からユニークな数々の絵画展を企画立案され、多才かつ多彩な活動家として知られてきました。

 大変残念なことに、村瀬先生はこの6月20日に、70代なかばでお亡くなりになりました。三栖先生とは、画家と評論家というだけでなく個人的にも深い友誼を結んでこられた村瀬先生の早すぎる死に、私どもは深い悲しみに沈んでいます。村瀬先生は、当美術館立ち上げの際の監修にご尽力くださいまして、美術館運営に関する詳細かつ具体的なレクチャーをしていただきましたが、その中で忘れられない先生の言葉があります。

 ヤオコー川越美術館にお越しの皆様にはお気付きのことと思いますが、当館に展示されております三栖作品にはすべてアクリルが入っておりません。多くの方々が「それは危険ではありませんか」との懸念を示されました。が、村瀬先生は、「これだけの作品です。三栖右嗣の絵を目の当たりにして、なおこれを傷つけようとする人はいない、そう信じて運営していってください」とおっしゃいました。その時の先生の静かな表情が深く心に残っています。最後にお電話した際にこういう企画を考えているとお話しすると、即座に私の文章はどれでもどうぞお使い下さいと言ってくださいました。

 さて、それではいよいよ三栖右嗣の足跡をたどっていくことにいたしましょう。

 

村瀬雅夫 第19回安井賞展  ―現代具象のロマン志向━  1976年

 ことしの安井賞が三栖右嗣氏に決まった時、「コツコツ具象を追求している人が受けたのに共感した」「正統派の良さが評価されることは大変良い傾向ではないか」という声をずい分聞いた。いままで、安井賞が決して悪い作品、質の低い作家に与えられてきたはずもないのだから、これは具象絵画への世間のムードが変わりはじめたことを示すものだろう。老いる.JPG

 受賞した三栖氏の作品は二点とも褐色のトーン、リアルな老人の裸婦像だった。大賞の「老いる」は座った上体をヒザの上に折り曲げ、白いシーツをかき寄せ、うつ向いた老婆の背から肩、腕の乾いた肌と深いシワが痛々しく、シーツの鮮明な純白が人生の歳月の悲しさも深々と訴える。生きる.JPG「生きる」はベッドに横たわる老婆。いずれの作品も思わず目をそらしたくなる老いの姿を鋭くつきつけるきびしさを持つ。しかし明るいハニワ色の暖かみのある肌の色、太陽の光があふれる澄んだ色調の画面をしばらく見ているうちに、誰しもが持つ宿命の老いを見つめる作者の静かな心と最も身近で単純な人間という対象によって、一つの造形世界をうたいあげようとする明確な画家の意志が脈打っていることが見て取れる。そしてやがて雪どけの春の大地から湧き上がるかげろうのように、人生賛歌の高らかなロマンの響きが聞こえてくる。老婆のモデルは八十歳を越し、先年亡くなった作者の実母である。母親への思慕の予期せぬ効果が、大賞受賞に大きく働いたのかも知れない。 三栖氏はやはり人物像「海の家族」で、昨年の「海を描く現代絵画コンクール展」の大賞を獲得している。これも沖縄の明るい海と砂浜、漁船をバックに、海の人そのものといえる年老いた赤銅色のシワ深い老人を中心に、その嫁、ほとんど海とは無縁にこれから成長しそうな元気な子供二人の一家の群像。干してある漁網とオカッパ頭の女の子の黒髪が浜風になびき、強烈な日射しの中の海に生きる家の表情を見ているうちに、人間の持つ生のやるせない無常感、それ故一つ家に共に肩を寄せ合う生活のいとおしさもジーンと伝わる。海の家族キャプション付き.JPG

 画風は写真のようにリアル。パレットナイフで絵具を塗り、細部までシャープで明快、誰が見ても誤解しない。狂いない対象把握と再現手法、そしてそこにはそれを描こうとした作者の意図と感情が明確だ。現代絵画の大方の風潮、形も不明確、何を伝えたいかわからない絵画の中にあって、きわめてわかりやすい歯切れのよい画風だ。

  作風とはまったくかかわりのないことだが、作者はでっぷりと中年太り。指先までまるっこく、こんな指先で、どうして髪の毛一筋、シワ一本の細かい描写が出来るかと思うほど。まん丸の顏に埋まりかけた目が、しばたく男ざかりの49歳。酒好き、独身、「さびしい、さびしい」と夜の街を飲み歩く。マジメ画家の多い現代ではやはり型破りの作家に属する。「何気ない光景の中に恐るべき真実があるのではないか。それを見い出して描きたい」と語り、「描写力ではオレは誰にも負けない」とも自負する。人を感動させる絵を描くことに情熱を持ち、その精進だけに興味をかきたてる熱血の絵描き、現代の物分りのいい社会では時代錯誤の絵バカとも言えそうな絵描きらしい絵描きでもある。

 その画家としてのなりたちは1951年東京芸大卒、安井教室で学んでいる。卒業後は一水会に出品したが、60年から70年まで10年間作品発表を一切やめた。映画看板描きもやったといわれるが、しかしこの時期に、現代的で平明、普遍的でもある強靭な描写表現の基礎がつちかわれたことは疑いがない。再び無所属で個展を開きはじめたころ、ワイエス展が日本で大評判、リアルな写実がワイエスと比較されたりした。

 ここ数年は、リンゴ畑や漁船もテーマにしてきた。リンゴ園では敷きワラ一本、赤いリンゴにふく白い粉、白い幹、 土の匂いまで、漁船でははげ落ちたペンキ、赤錆びた鉄板の鋼鉄のたくましさ、風雨にさらされた板のあせた感触、さらには船にひきあげられた魚のウロコのぬめりと生臭い匂いまでトコトン物の姿を描きわける。その一方、春の夕ぐれ、川の岸辺に渡し舟を待つ農婦に、日本の農村の穏やかな安らぎの光景をとらえ、一面に咲く菜の花に日本の野の春のはなやかさもうたいあげる。そして正確な描写だけでなく、そこにさりげなく、喜びや悲しみ、やさしさや、はかなさの人生の哀歓を盛り込む。じつにどんな対象にもいどみ、そして何でも描ける幅広い技術を手にしている画家ということができる。その対象の豊富さわかりやすさという点では、北斎や広重の浮世絵の系譜をひく大衆性もある。

 「画家の条件は、物の形が正確に描けることだ」というのは、東洋、西洋を問わず、変わることのない古今の真理であるようだ。しかしまた現代は物の形を描けない画家が大変多いのも事実だ。その中で、物を描ける腕を持った画家、三栖氏は注目すべき画家の一人ということができる。そしてもっと注目すべきことは、彼が誰の目にもまごうことなき具体的正確な形象を媒体に、自分の思想、感情を訴えようと決意している明快な態度にある。自分が美しいと思うものは誰もが美しいと感ずるはずだ。その美しさを再現すればいい。画家はその発見の目と表現のワザを磨けばいい。その目も技もダメならば絵描きをやめてしまえ。大衆の目と心の共感を前提に、ただひたすら心に響いた感動の再現に全力を傾ける。だから作品にはまぎらわしい思わせぶり、あいまいもことした夾雑物は一切ない。目ざす目的にまっしぐら、清冽に表面が澄み切る。全力投球の面鏡そのものも壮烈ですがすがしい。こうした単純素朴、大らかなロマンをうたいあげる画風の三栖氏が評価されるのは、その背景にそれを求める時代の動向があることも見逃せない。

 昨年銀座の日動画廊で安井曾太郎の滞欧時代の裸婦デッサンを中心に素描展が開かれて、学生たちの人気を集めた。正確、たんねんな追求ぶりが光彩を放って新鮮に見えた。明治以来の裸体デッサンは、それまでの日本絵画に欠けていた正確さの表現を養う近代絵画の基礎訓練として定着してすでに一世紀になる。

 しかしその目的とした正確な描写の点では効果はどうなのだろうか。絵巻物などに描かれた線描の人物像の方が、現代作家よりもはるかに日本人の像を深くとらえていると思えることもしばしばある。抽象、前衛のブームが終息した今になって、浅井忠、黒田清輝、安井曾太郎...近代日本の油絵画家が開拓してきた具象絵画の方向は何をめざしたものであったか。日本の近代具象絵画にはとまどいが見える。

 その混迷はそのまま抽象でなければと選考のワクを広げてきた安井賞展自体にも現われている。シュール、象徴、プリミティブ、童画、スーパーリアリズム、半抽象といった純粋幾何図形以外のほとんどの現代油絵の作風を網羅している。百人の画家が一人の裸婦を描いて、百の手法の具象裸婦の作品が登場する。具体的でないさまざまな具象の時代になっている。

 そしてこれと並行して、近代の油絵摂取一世紀、日本の油絵に西洋ばなれ、土着化の傾向がきわ立ち始めている。大家たちの水墨南画風な油絵はますますふえ、若手たちは油絵具を使ってさまざまな伝統的な日本絵画の表現を試みている。水墨風、大和絵風、浮世絵風、様々な油絵日本画が輩出している。

 いわば現代日本油絵は、具象Uターンといいながら具象絵画の明確な像が打ち立てられていない情況、西洋画一世紀でめ生えた西欧絵画表現の反省といった渾とんの時代を迎えているといえる。しかしこの多様さはずっと続くわけもなくやがていくつかの流れに分離していくだろう。多くの団体展やこの安井賞展にもその傾向のいくつかはすでに目立ちはじめている。その一つはプリミティヴ、童画風、その二つは幻想、象徴風、そしてもう一つがリアルな写実風だ。このリアルな作風には、枯れ野の女性像の北山巌、雪の里の葛西四雄、塗師祥一郎、今回の安井賞展の沢田憲良、張替真宏、伊牟田経正など各氏の作風も含めることができる。そして第19回目の安井賞にそのリアルな画風の代表格、三栖氏が選ばれた。この受賞は単に一人の優れた具象作家が世に送り出されたという以上に、現代日本油絵がめざす流れを鮮明に印象づけたといえるだろう。

次回は1979年「スペインを描く 三栖右嗣展」図録に掲載した、村瀬先生の「徒手空拳の快男児」をお送りします。byひらい

 

 

 


朗読劇「月光の夏」 プレ企画実施!!


9月7日(土)に、川越市民会館・やまぶきホールで実施される ピアノソナタ「月光」による朗読劇「月光の夏」のプレ企画が、8月11日(日)に約100人もの大勢の皆様のご参加で、当美術館で実施されました。

主催者の「Peaceやまぶき」様による、絵本の朗読・遺書の朗読と、キーボードの演奏が行われました。朗読1.JPG

そして公演の終盤思わぬ「サプライズ」が起きました。それは、何と川越出身の若きピアニストの 佐々木崇さんが駆けつけて下さったのです。ピアニスト佐々木.JPGそして、ショパンの名曲「ノクターン」とシューマンの「トロイメライ」を演奏して下さいました。最後には、私たちの突然のお願いでしたが、「千の風になって」を快く伴奏していただき、館内は感動の大合唱の熱気につつまれ、フィナーレとなりました。

猛暑のなか 観客の皆様、Peaseやまぶきの皆様、そして急遽駆けつけて下さった佐々木崇様、皆様方に美術館スタッフ一同 心から感謝致します。ありがとうございました。

                                 by マネージャー宇多村


美術館のゆかいな仲間たち


こんにちは。

美術館をぐるりと囲んでいる池には かわいい(?)生き物たちが生活しています。

春にどこからかやってくるあめんぼう。たくさんの子供を産み大所帯で池の上をス~イスイとすべっています。たまに間違えて陸に上がってしまいぐったりしている子もいますが池に返してあげるとたちまち元気に・・・。amennbo.JPG

ついこの間までおたまじゃくしだった子も今日 緑色のかえるに孵りました。そういえばここの建物を設計された伊東豊雄先生のデザインされたカップ&ソーサーに「カエルシリーズ」がありました。縁があるのでしょうか。kaeru.JPG

池の底をはっているのは ヤゴ トンボの子供です。最近一斉に孵化したらしく建物の壁にたくさんの抜け殻が!! 2つ3つ重なっているものもあります。飛び立つ姿は残念なことにお目にかかったことはありませんがきっと感動的でしょうね。yago.JPG

虫ばかりでは華やかさに欠けるので 今花盛りの「ヤブラン」のご紹介。晩秋には黒紫に熟した実も生えます。花言葉は「忍耐」「謙虚」。藪のなかにひっそりと蘭の様な花をつける姿から名前が付いたそうです。yaburan.JPG

       まだしばらく暑い日が続きそうです。美術館は涼しいですよ。

今度の日曜日、8月11日は「朗読劇」とキーボード演奏があります。まだお席に余裕がございます。8月12日(月)は休まず開館いたします。皆様の御来館 お待ちしております。            by  わたなべ

 


bravo!!Mr 田邉雅震翠


7月20日(土)5回目の美術館ミニコンサートが開催されました。

おかげさまで今回もたくさんのお客様にご来館いただきました。ありがとうございます。

 田邉雅震翠(がしんすい)さんの力強い三味線と優雅な箏の音色でラウンジは満たされました。田邉さん三味線.JPG

伝統のある古典的な楽曲から おちゃめなスーパーマリオのテーマソングまでなんでも弾きこなしてしまう田邉さん。楽器の種類やしくみについて 音の出し方など細かくわかりやすく そして楽しく教えてくださいました。三味線笑顔.JPG

 

 

 

アンコールにはオリジナルの「雲上の桜」も披露され、拍手喝采のなか幕を閉じました。田邉さん箏.JPG

 

今回聴き逃してしまったお客様、もう一度聴きたいお客様に朗報です!

来年 新春コンサートとして 田邉さんと女性の演奏者お二人でジョイントコンサートを開催します。また近くなりましたらブログでお知らせいたします。 どうぞお楽しみに ♫ ♪ ♫

また8月11日(日)には「ピアノは知っている。月光の夏」という朗読劇・キーボード演奏を開催します。ただいま予約受付中です。お電話、Eメール、直接ご来館のいずれかにてお申し込みください。お待ちしております。

これからも皆様に喜んでいただける企画をご用意して参ります。どうぞご期待ください。

                                     by  わたなべ


青い愛の花・・・アガパンサス


こんにちは。ジトジト梅雨の毎日が続いております。     

美術館のお庭に咲いている爽やかな青い花たちを紹介いたします。

入口のスロープでお迎えをしているのは"アガパンサス"。去年は咲くことが出来なかったのですが、今年は数少ないけれど立派なお花を咲かせました。アガパンサス.JPG

"アガパンサス"はギリシア語のアガぺ(愛)とアンサス(花)の2語からなり「愛の花」という意味です。アガパンサスアップ.JPG      

花言葉は「誠実な愛・恋の季節・恋の便り・恋の訪れ」

あじさいも元気です。"アイスフォーゲル"というがくあじさいとおなじみの"ホンアジサイ"が咲いています。あじさいは花に含まれる アントシアニンなどの成分や土壌などの影響を受けて花の色が変わっていくのはご存知かと思います。花言葉は「うつろい・移り気」あじさい花.JPG

紫式部も小さいながらも色付きました。今は蕾と花が少し咲いています。花言葉は「聡明・愛され上手」紫式部蕾.JPG

雨でほこりが洗い流され 緑がとてもキレイです。愛にあふれた接客で皆様をお迎えいたします。   by わたなべ

 


ブログ初公開!!三栖右嗣先生のアトリエ


こんにちは。いつもブログを愛読くださいましてありがとうございます。

2010年4月18日に逝去された三栖右嗣先生のアトリエをスタッフ4人で訪ねました。

三栖庭10.JPG                    

自然がたくさん残っているときがわの町に とても素敵な木造のアトリエが緑と薔薇に囲まれ建っていました。アトリエに入った私たちを迎えてくれたのは先生が倒れる直前まで描いていた桜の巨木です。この木にはどんな花が描かれたのか私達はそれぞれ想像をしてみるも 先生の描く桜の木にはおめにかかれず、とても残念でなりません。

 

アトリエ13.JPG                     

アトリエにはたくさんの新しい画材が残されていました。                                                               先生は「生命(いのち)」というテーマの作品をまだまだ世に送るつもりでいらしたのでしょう。三栖ばら6.JPG

 

三栖右嗣先生のアトリエ内部や、奥様が大切に育てている薔薇の写真をアルバムとして制作中です。先生の魂のこもった作品とともに お楽しみください。(近日公開・・・)    by わたなべ


美術館の屋根ってどうなっているの?


ロゴ1-1.jpg  ヤオコー川越美術館のロゴマークは、こちらです。これは、展示室1の、天井を絞りおろして床につなげた様な形と、展示室2の、天井を上にせりあげ屋根を突き抜けさせたような形を図案化したものです。下手な表現で申し訳ありません。実際の部屋をご覧になっていらっしゃらない方には、このような形容では想像しがたいかもしれません。設計をなさった伊東豊雄先生は、「漏斗状に地下へ下降していく空間」「富士山のように盛り上がった屋根から自然光が落ちてくる空間」と表現なさっています。

 この二つの展示室を始め、当美術館の4つの部屋は、天井がそれぞれ独特の、4通りの意匠を以て設計されています。

 伊東建築を勉強なさるお客様は、詳細に建物内部を観察研究していかれますが、屋根の上の部分については、これまでは設計図をお見せするか、口頭でご説明するしかありませんでした。

 ところが本日、建物のメンテナンスの為、外壁に梯子が掛けられたのを目にしたHとNは、早速スカートをパンツに穿き替えて屋根に上り、写真を撮ってまいりました。どうぞご参考になさってください。屋根3.JPG屋屋1.JPG屋根4.JPG屋根7.JPG

 上から順に、エントランス、展示室1、展示室2、ラウンジの屋根部分です。そして是非、この写真の下は、どうなっているかを確認なさるため、ご来館ください。お待ちしています。 by ひらい