ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)は、洋画家:故三栖右嗣氏の作品を展示する美術館として、2つの展示室、エントランス、カフェと休憩を兼ねたラウンジ、の4つの空間で構成されています。 ともに約10m角の約100m2の部屋でありながら、その屋根形状、素材の違いからもたらされる室内での光の明暗、および表情が各部屋で異なり、当建物を1周巡ることで、それぞれ特徴的な光の表情を楽しむことのできる空間となっています。 特に2つの展示室では、凹凸の屋根形状からもたらされる光の明暗や表情が、展示される絵画とともに、三栖氏の作品に表現される、溢れる生命力の輝きを体感する空間を作り出しています。 外は、建物を緑と池が囲み、その中を自由に散策を楽しむことができます。 古きよき小江戸川越の街とともに、また春には近くを流れる新河岸川沿いの桜並木とともに、気軽に立ち寄れることのできる、公園のような美術館になっています。