プロフィール
三栖右嗣氏(みすゆうじ)記念館は敷地内のシンボルツリーや新河岸川沿いの桜並木など、サクラとはなじみの深い美術館です。スタッフがブログを通じて、さまざまお知らせを提供し、さくらのように愛される美術館づくりをめざしています。
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スタッフブログ

ヤオコー川越美術館三栖右嗣記念館スタッフによるブログです。

‘日記’ カテゴリーのアーカイブ

ブログ初公開!!三栖右嗣先生のアトリエ


こんにちは。いつもブログを愛読くださいましてありがとうございます。

2010年4月18日に逝去された三栖右嗣先生のアトリエをスタッフ4人で訪ねました。

三栖庭10.JPG                    

自然がたくさん残っているときがわの町に とても素敵な木造のアトリエが緑と薔薇に囲まれ建っていました。アトリエに入った私たちを迎えてくれたのは先生が倒れる直前まで描いていた桜の巨木です。この木にはどんな花が描かれたのか私達はそれぞれ想像をしてみるも 先生の描く桜の木にはおめにかかれず、とても残念でなりません。

 

アトリエ13.JPG                     

アトリエにはたくさんの新しい画材が残されていました。                                                               先生は「生命(いのち)」というテーマの作品をまだまだ世に送るつもりでいらしたのでしょう。三栖ばら6.JPG

 

三栖右嗣先生のアトリエ内部や、奥様が大切に育てている薔薇の写真をアルバムとして制作中です。先生の魂のこもった作品とともに お楽しみください。(近日公開・・・)    by わたなべ


美術館の屋根ってどうなっているの?


ロゴ1-1.jpg  ヤオコー川越美術館のロゴマークは、こちらです。これは、展示室1の、天井を絞りおろして床につなげた様な形と、展示室2の、天井を上にせりあげ屋根を突き抜けさせたような形を図案化したものです。下手な表現で申し訳ありません。実際の部屋をご覧になっていらっしゃらない方には、このような形容では想像しがたいかもしれません。設計をなさった伊東豊雄先生は、「漏斗状に地下へ下降していく空間」「富士山のように盛り上がった屋根から自然光が落ちてくる空間」と表現なさっています。

 この二つの展示室を始め、当美術館の4つの部屋は、天井がそれぞれ独特の、4通りの意匠を以て設計されています。

 伊東建築を勉強なさるお客様は、詳細に建物内部を観察研究していかれますが、屋根の上の部分については、これまでは設計図をお見せするか、口頭でご説明するしかありませんでした。

 ところが本日、建物のメンテナンスの為、外壁に梯子が掛けられたのを目にしたHとNは、早速スカートをパンツに穿き替えて屋根に上り、写真を撮ってまいりました。どうぞご参考になさってください。屋根3.JPG屋屋1.JPG屋根4.JPG屋根7.JPG

 上から順に、エントランス、展示室1、展示室2、ラウンジの屋根部分です。そして是非、この写真の下は、どうなっているかを確認なさるため、ご来館ください。お待ちしています。 by ひらい

 


せきれい物語 カラス君おおいに語る


やあ、皆さん。カラスです。こないだは、せきれい君とのちょっとしたいさかいをご覧にいれてしまって、すみませんでしたね。

彼も悪いやつじゃないんですが、なにしろ皆さんもご承知のように、口から先に生まれてきた様なやつですから。いや、ほんとは良いやつなんですよ。まっすぐで、情熱的で、思い立ったらすぐ行動する...。

昨日も、ちらっと見かけましたがね。美術館の裏の畑に停まった軽トラのサイドミラーを、一生懸命に攻撃してましたよ。ミラーに映っている自分を、縄張りを荒らしにやってきた敵と勘違いしたんですねぇ。ま、言ってきかせて分かるやつじゃありませんから、放っときましたがね。

しかし、あとで、ずいぶん私も思い悩みましたよ。たとえ、言ってわかる相手ではないとしても、万に一つの可能性にかけて、言ってやるべきではなかったかと。無益な攻撃をやめさせれば、あいつのクチバシも痛まず、軽トラのミラーも傷つかずにすんだというものです。

賢明な、ブログの愛読者たる皆さん!いま、おや?と思われたのではありませんか。カラスといえば、ずる賢い悪魔の手先、残り物を何でもあさる悪食の王者。それが何で、このように分別のある発言をするのだと。

童謡「七つの子」で、子供を可愛がるカラスのイメージが、定着しかけたことがありましたが、それももはや昔。今、広く世に喧伝されているのは、ゴミ集積所の黄色いネットに幻惑されず、せっせとゴミの山をかきまわし、臭っさい生ゴミを道路にまき散らす都会の邪魔者。追い払えば、名著「動物のお医者さん」で、漆原教授を攻撃するカラスとして紹介されたように、自分を追い払った教授の顔を憶えていて、後日教授を襲い、残り少ない髪の毛を根こそぎ引っこ抜く執念深いやつ。それが今現在、皆さんがお持ちのカラスのイメージでしょう。え?教授だけじゃなくて、教授に似た人も襲ったじゃないかって?いやまぁ、あまり深く追求しないでくださいな。

でも、でもですよ、そのようなイメージを払拭する、素晴らしいカラス本が出版されたのです。先週の新聞の書評欄に載ってましたよ。それを見たとき、嬉しかったですねぇ。古代においては、神そのもの、あるいは神の使いとして崇められてきたわれら一族の真の姿が、ついにこの現代社会によみがえるかと!当ブログ読者のみなさんにおかれましては、是非ご購入のうえご一読されますようお薦めします。

それから、ご一読されましたら、当美術館のオバ...じゃなかった、お姉さんたちにも教えてやってくださいな。どうも、彼女たち、せきれい君や鴨君は可愛がるのに、ぼくにはそれほどでもないような気がしてならないのです。よろしくお願いしますね。それでは。byカラス

529.カラスJPG.JPG

それはカラス君の思い過ごしというものです。その証拠に、愛情をこめて、精悍なカラス君のシルエットを撮りました。byひらい


美術館の花・果実そして・・・


こんにちは。

そろそろ関東地方も梅雨入りでしょうか?

美術館のお庭では今、クリスマスローズ、やまぼうし、キンシバイが咲いています。去年は小さかった紫陽花は今年増えてたくさん花が咲きそうです。キンシバイ.JPGやまぼうし.JPG

 

 

春、たくさんの花をつけたゆすら梅、果実を収穫しました。何を作ろうかスタッフで相談した結果 今年は簡単なシロップに挑戦です。どんな出来栄えかはお楽しみ。ゆすらうめ1.JPGゆすら梅びん.JPG

美術館には実のなる木がまだまだあるので、ぜひ 散策してみて下さい。小鳥も何種類かやってきますよ。

御来館お待ちしております。     by わたなべ


日本大学 建築学科の学生さんがご来館


5月11日(土) 日本大学 短期大学部 建築学科94名の皆様が、吉野泰子教授の引率で、大型バス2台に分乗し来館されました。

当日は生憎の雨模様でしたが、若い学生さん達が「プリツカー建築賞」受賞 伊東豊雄先生設計の建物と 三栖右嗣先生の絵画を約1時間熱心に鑑賞し、次の「川越蔵造りの町並み」に向けて移動されました。

日本大学建築学科の皆様、ご来館ありがとうございました。吉野教授.JPG                   by マネージャー宇多村

 


せきれい物語 新しい登場人物登場!


鴨.JPGおととし、北の国からこの川越に渡ってきたとき、下界に大きな白いキューブが見えた。「何かな?」と思ったけど、すぐ忘れてしまった。

去年来た時にも、「何だろうな?」と思ったけど、新河岸川の鯉君や、氷川神社の鳩さんたちに挨拶したり、ねぐらを整えたりしているうちに、忘れてしまった。

年を越し、桜の季節も終わり、やれやれやっと静かになるぞと思っていたら、相変わらず人波が、氷川橋を渡って行く。花見客も終わったはずなのに、はてなと、人の行く手を見ると、みなあのキューブ型の建物に入っていく。そうそう、あのキューブだ。いったい何だろうな。鴨首長.JPG

飛んでいって屋根にとまり、下をのぞいた。キレイな水をたたえた池が、ぐるりを取り巻いている。誘惑にたえきれず、池に入って泳いでみた。気持ちいいぞぉー。泳ぐ鴨.JPGふと見るとカラス君が、ぴょんぴょんと横っ飛びステップを踏みながらやってきた。挨拶をすると、頭をツンとそらして顎を上げた。きっと返事をしてくれたんだろう。あれ、せきれい君もきた。

「やあ、鴨君。こんちは。その水、気持ちいいだろう。地下水をくみ上げているんだよ。もう少しすると、ヤゴやオタマジャクシが出てくるよ。君、そいつら好き?え、水ゴケしか食べない?そっか、ベジタリアンなんだね。じゃあさ、ここって美術館なんだけど、そのうち、ここんちの庭に、ゆすらうめとか、ジューンベリーとか、グミとか、やまももが成るよ」と、親切に教えてくれる。

「やあ、カラスくん、こんちは。今日はなにを漁ってきたんだい?またソーセージかい?」今度はカラス君に向き直って話しかけている。カラス君は、知らん顔をしてソッポを向いている。でも目は笑ってるぞ。友だちなのかな。

「ここんとこ、お客さんが多いからね。君、ギャアギャア啼いて、美術館のお姉さんたちを困らせちゃだめだよ」 カラス君は、くるりと背を向けて、向こうへ行ってしまう。せきれい君は、無視されても、ぜ~んぜん気を悪くする様子もない。追いかけて行って話しかける。

「こないだなんかさ、屋根にとまって、アホー、アホー ってやっただろう。ああいうの、やめなよ。迷惑だよ」 カラス君、今度はいやぁな顔をしている。

「それからさぁ...」

ああ、飛んで行ってしまった。 「アホー」 振り返って、ニヤリと笑った。池に残され、せきれい君はしょんぼりしている。飛んでくカラス.JPG

 僕もそろそろ帰ろう。帰って、この愉快な隣人たちのことを、妻に話してやろう。by鴨

 

 

 


しあわせの おすそ分け♥


いつもブログをお読みくださいましてありがとうございます。

ゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしょうか?お天気もよく まさに行楽日和です。

昨日、若い女性のお客様がお荷物を受付に預けられました。きれいなお花でした。思わず「わぁ~きれいですね」とお声をかけてしまった私に にっこり微笑んで「よろしかったら、半分もらっていただけませんか?」と・・・。近くの氷川会館で結婚式のお帰りだったそうです。花.JPG

しあわせのおすそ分け・・・ありがたく頂戴いたしました。はな1.JPG

ありがとうございました。


日本中からお客様が...第二弾!


白地図の写真.JPG先週は、春の寒波に見舞われ、日本中で大変な思いをなさった方も多かったことでしょう。軽井沢では、新緑のもとでのウエディングが室内に変更になり、松本ではせっかく植えつけたスイカの苗がしおれ...と本当にお気の毒なことでした。

さて、美術館では、先月のぶらぶら美術博物館の放送で、三栖絵画と、伊東先生の建築を、日本中の皆様に知っていただくことができました。心から感謝しています。お陰様で、沢山のお客様にも足を運んでいただけて、白地図のピンクも、随分埋まりました。

私達スタッフにも、お声を掛けていただき、楽しいお話の輪が広がりました。宮城、福島、岐阜、滋賀、京都、和歌山、広島のみなさんです。

でもでも、お一人で、じっくり三栖先生の絵を堪能された方も多かったはずです。どうか、このブログをご覧になり、僕も私も行ったよ、とお思いのかた、下記のメールアドレス宛、是非ともお便りください。日本中をピンクに染めましょう!お待ちしています。

E-mail:info-museum@yaoko-net.com

 


美術館のかわいいお友達


こんにちは。

桜も終わり新緑の季節になりました。美術館の芝生もだんだん緑色になってきました。

美術館に毎日お散歩に訪れるかわいいお友達をご紹介します。キンタ.JPG

彼の名は「キンタ」くん。もうすぐ4歳になるハンサムボーイです。飼い主さんといっしょに訪れ、お庭の芝生でくつろぎ、最後は決まって大きな体をゴロゴロ・・・。キンタB.JPG

スタッフ全員「キンタ」くんに癒されています。キンタA.JPG

撮影用に特別に飼い主さんにリードを長くして頂きました。

「キンタ」くんも、のびのびしていました。

また、明日も来て下さいね!!    by  わたなべ


新河岸川さくら情報・・・最後のお花見


こんにちは。

さくらも終わりをむかえました。新河岸川の桜吹雪は美術館の池にひらひらとおちています。桜4月1日B.JPG桜4月1日.JPG

満開を見逃した方に ブログでお花見をどうぞ。桜4月1日C.JPG

美術館のお庭では ジューンベリー、クリスマスローズがさいています。