みなさん、こんにちは。
私たちを楽しませてくれた桜もおわり、新緑の美しい季節 4月25日に18回目のミニコンサートが開催されました。演奏は「アンサンブル風香」さんです。

風香さんはマンドリン担当の木下さん、マンドリンとリュート近藤さん、ギター皆川さん、山崎さん、柴田さん そしてリコーダー・マンドラの米満さんの6人編成で、独奏や二重奏、三重奏など小編成による演奏を披露してくださいました。


曲目は「精霊の踊り」「浜辺の歌」、お客様との合唱で「朧月夜」(すばらしい大合唱でした!!) なつかしの「街の灯り」や聴きほれてしまった「太陽がいっぱい」「ひまわり」アンコールで「ドナウ河のさざ波」etc・・・、どれも素敵なマンドリン・フルート・ギターの優しい音色にあふれたアンサンブルです。そして聴く人々をふわっと春の風で包みこんでくれました。
今回のコンサートも、早くからたくさんのお申し込みが有り 会場はあふれ大盛況です。ヤオコー川越美術館は大勢のみなさんに支えられているのだと改めて感じました。

「アンサンブル風香」の皆様、ご来場のみなさま、ありがとうございました。
♫ お願いがあります ♫
コンサートは毎回たくさんのお申し込みがあり残念ながら定員に達し、お断りをしなくてはいけない時もございます。申し込みされていて当日来られない場合はご一報下さい。一人でも多くのお客様に楽しんでいただけるよう ご協力お願いいたします。
次回は6月27日(土)16:00~「ギター・フルート・オカリナそして朗読」の協演です。どうぞお楽しみに。
美術館に寄せられました『お客様の声』を掲載いたします。
❁仕事中たまたま見かけた美術館。建築にひかれ、おとずれてみたところ、やはり伊東豊雄先生で、感動致しました。川越にこんなに素敵なところがあるなんて......。次回は修復士の妹とともに来ます。 S様
❁ふじみ野(旧上福岡)に住んで25年ですが、はじめてゆっくりと川越駅前からこちらのヤオコー美術館迄散策・散歩をしました。市の美術館や城址等素晴らしい空間があり、その先に本美術館を発見しました。三栖先生をはじめて知りましたが、その作品に触れ感動しました。特に「老いる」、田舎にいる母を思い出し、おもわず涙が出ました。「おふくろ、元気かな...」「長生きしてくれ......祈る」 S.H様
追伸:美術館の造形もシンプルで美しいものでした。コンクリートも大変美しいと感じた。
❁僕は今回伊東さんの建築物を主に見にきましたが、作品を見て三栖さんの絵がとても好きになりました。とてもリアルで、何かをうったえかけているようでした。また建築物も、周辺との環境もとても魅力的でした。内部についても外部との関係があって、とてもいい建築物だと思いました。 琉球大学 建築コース 学生
❁「生」が感じられる絵画だと思いました。「冬野」が特に好きです。それぞれの部屋で違う空間の建築は、富弘美術館と通じるところがあるように思いました。アンドリュー・ワイエス、調べてみます。 京都大学 建築 学生
❁東北の皆様に祈りを込めて、今日は静かに時を過ごしました。ここは時が止まった様に静かです。絵を見ていると希望が生まれます。これからも前に進んで下さい。
❁又「生きる」を見にきました!「老いる」自分の老後を重ねて見ている様で、今を元気に過ごし、くいのない年のとり方をと思わずにいられません。
❁昨年の同じ時期に、病気と闘っている夫と二人で、絵の教室の先生から話をうかがい、足を運びました。二人共余りの迫力に、感動し、又来ましょう!と何かの時に楽しみに言っておりました。残念でしたが、昨年の11月に亡くなってしまいました。私はもう一度どうしても美術館に、来たいと思いました。近くの大切な友達が、私の話を聞いて、一緒に来てくれました。今回も入るなり足を止めて、ただ夢中で観せて頂いています。友達に感謝ですし、今回の展示作品に感動です。本当に足を運んでよかったです。亡夫に報告します。 飯能市より
3月28日(土) さくらが咲き始めた暖かい春の日の午後、美術館ミニコンサートが始まりました。美術館は今年で3年を迎え、コンサートは17回目となりました。
今回は「Healing Art」というアコースティックギターデュオの倉前太郎さんと矢崎数馬さんのお二人に登場していただきました。

「Healing Art」の奏でる音楽は、人のこころに優しく溶け込み 寄り添う、まさに癒しの世界でした。


楽曲はすべてオリジナル。CDは3枚出ています。アルバム「約束」「Wonderful Memory」「Celebrate」の中から7曲、そしてアンコールでは新曲を披露して下さいました。また、お二人の素敵な出会いのエピソードや、音楽に対しての情熱、愛情などを 熱く語っていただきました。

美術館の「爛熳」が美しく夕闇にうかびあがり、新河岸川の桜がライトアップされる頃、さくらいろに染まった「Healing Art」のコンサートは心地よさを残し、幕を閉じました。
素敵な音楽を奏でてくださった倉前太郎さん、矢崎数馬さん ありがとうございました。そして、お集まり下さいましたみなさま、ありがとうございました。
これからも たくさんのお客さまに愛される美術館をめざして、スタッフ一同頑張ります。ご来館、おまちしています。
by わたなべ
みなさん こんにちは。
美術館のクリスマスローズが咲きはじめ春はもう近くまで来ています。
2月21日(土)ミニコンサートが開催されました。早くからたくさんのお申し込みがあり今回も大変盛り上がりました。
「アミカル」というオカリナグループ 13名のみなさんに演奏をしていただきました。「オカリナ」という小さな楽器は、やさしく掌でつつみ、美しい音色を奏でます。
ビートルズの「オブラディ・オブラダ」にはじまり、懐メロ、童謡、フルートとのアンサンブル、そして名曲の「コンドルは飛んでいく」 アンコールはフルート、キーボードを加えて「ラデツキー行進曲」で盛り上がりました。一曲ごとに詳しい解説を交えながら、楽しく 心地よい音楽で空間を包み、お客様には大きな感動を味わっていただけたかと思います。

「アミカル」のみなさん、美しい感動のハーモニーをありがとうございました。
会場を盛り上げて下さったお客様、ありがとうございました。
次回、3月28日(日)はギターデュオ「Healing Art」のお二人です。心癒されること間違いなしです♫ 残席わずかです。お早目のお申し込みをおすすめいたします。
**お知らせ** 3月17日(火) 美術館春の展示替え ~めぐりあう人 めぐりくる季節~ 詳しくは次回 お知らせいたします。ご期待ください。
みなさまのお越し、お待ちしております。
by わたなべ
美術館の『お客様の声』のノートも3冊目となりました。
昨年末からの「お客様の声」を掲載いたします。
✿「この美術館に思う」絵画は自然を愛で感嘆して創造する人、それを愛で賞讃する人の関係で成り立っているのですね。それにしても、ヤオコーの創業者の川野トモさんが手にされた、三栖画伯の一枚の小さい絵から始まった物語も感動です。創る人、観る人、育てる人で、芸術の世界が育てられているということでしょうか。 T様
✿建物の外観がまず美しく、ずっと来たいと思っていました。展示も素晴らしいです。「爛熳」が生で見られたのは嬉しかったです。じっと見ていると、立体的な奥行すら感じられて来て、圧倒されました。イベント等でも、また来たいと思います。 A様
✿リンゴの絵に惹かれて観に来ました。木から落ちても尚、力強い生命力を畜えているリンゴの姿に圧倒されました。私も時々絵(色鉛筆で)を描きますが、リンゴを描くことがとても好きです。次回は、今までとは別の感性を持って描けるような気がします。素晴らしい影響を与えて下さり、ありがとうございました。 E様
✿ものすごいデッサン力に圧倒されました。あれこれ絵を見ながら、思いにふける貴重な時間をすごしました。お茶、とてもおいしかったです。甘味程々、素朴で。 Y様
✿長野より息子と来ました。リンゴに見慣れていますが、迫力あるリンゴはやはりすばらしいですね。大好きです。息子が気に入ったと言った絵が、亡くなった父と同じ、白いバラの絵でした。笑ってしまいます。感動をいただき、ありがとうございました。 M様
✿広島から来ました。すごいです。画集は、以前送っていただいてみていましたが、本物の迫力はすばらしいですね。生きとし生ける物、生命そのものを絵から感じます。ありがとう!! 少しでも近づいていきたい。絵を追います。 H様
✿真実と向き合う勇気を、教えて下さっていると思いました。一方で、自然のもつ美しさと比べると、人の命のはかなさを思います。人はなぜ年老い死ぬのか、その疑問もなげかけているようです。 Y様
みなさん こんにちは。
いつもブログを愛読いただきましてありがとうございます。
12月14日(日) 寒い寒い冬の日 『下山英二さん』の優しいピアノの音色に美術館はつつまれました。

美術館オープン時から毎年演奏をお願いしています。今年で3回目。下山さんは朝早く奥様とともに三島を出発して 川越まで来てくださいます。そして蔵の街で昼食を楽しみ、夕方からのコンサートに向けて準備を進めます。何度も何度も音の響きをチェックし、最高の音色をお客様に届けてくださいます。
今回のコンサートではシンセサイザーを使いいろいろな音を楽しみました。琴の音で「さくらさくら」、ギターの音で「イエスタディ」、きれいなお姉さんの奏でるバイオリンの音色・・・。みなさんで歌った「見上げてごらん夜の星を」はとてもきれいでした。
最後は心がせつなくなった 「花は咲く」。 きっとみなさんの心にも下山さんからの暖かいメッセージが届いたことでしょう。

夜空のきらめきとともに 今年最後の美術館ミニコンサートは幕を閉じました。
下山英二さんご夫妻、お集まりくださいましたみなさま、ありがとうございました。また来年 美しい音楽とみなさまにお会いできることをスタッフ一同楽しみにしております。 by わたなべ ♪
みなさま こんにちは。
12月に入り2014年もカウントダウンがはじまりました。一日一日があっという間に過ぎ去ってしまい、「今月、はやっかたね~」から「今年もあっという間!!」にフレーズが変わりました。
美術館ミニコンサート 14回目を11月30日(日)に開催いたしました。今回は26名さまでのマンドリン・ギターの演奏でした。

群馬県から「大泉マンドリンクラブ」の皆様にお越しいただきました。ラウンジの『爛熳』の前に並んだ演奏者の皆様はおそろいのエレガントな衣装に身を包み、とてもよく映えましたよ。そしてリーダーの森御夫妻のトークはお客様の笑いを誘い、とても進行がお上手でした。プログラムはよく耳にする曲を選んでくださり会場からは自然にハミングがきこえていました。今年大ヒット曲「レット・イット・ゴー」は小さなお子様が踊ってノリノリ ♫ ♪ ♫

演奏者と会場、そして美術館ががひとつになったとても魅力的なコンサートでした。
「大泉マンドリンクラブ」のみなさま素敵な時間をありがとうございました。
さて、今年最後を飾るのは・・・
12月14日(日) 3度目の登場!!キーボード奏者「下山英二」さんにやわらかな癒しの空間を奏でていただきます。こちらはお席残りわずかとなっております。お早目にお申し込みください。
みなさまのお越しをお待ちしております。
by わたなべ
みなさん、こんにちは。
とても久しぶりの美術館ブログです。
すっかり、秋色の街並みになりました。美術館そばの新河岸川も春の桜色から夏の緑、そして秋の紅葉・・・。

自然の木々はもちろん美しいのですが、三栖右嗣のもみじも負けていませんよ~。とても美しい秋色の絵画を多数展示しております。ぜひ、おでかけください。
今月30日には 「マンドリンコンサート」も開催いたします。
ラウンジの「爛熳」の前で20名ほどの演奏者が素晴らしい音楽を奏でます。夕暮れから夜にかけての「爛熳」の色のうつり変わりには目を見張るものがあります。音楽との饗宴をお楽しみください。 by わたなべ
~~~~~~ 美術館に寄せられた「お客様の声」を掲載いたします。~~~~~~
今日で2回目です。ここへ来ると自分も絵が描きたくなります。旅にも出たし、そして スケッチもしたし、そんな美術館です。また、いつか来ます。
今日で2回目になります。「生きる」「老いる」3年前に亡くなった母を思い、切なくなります。私は今生きている。でも日々老いていく。美しく老いる事を願うけど...。
Yaoko Museum's architecture is very modern but at the same time peaceful and comfortable.The paintings are truly"Master pieces!" I love touch and the beautiful colors. My favorite the painting of the ocean with the tropical fruits and flowers. Thank you for the wonderful time.
初めて三栖右嗣さんの作品を見ましたfが、とても感動しました。住まいも川越に近く、この美術館も一度伺いたいと思っておりました。現在難病の主人を介護しており、一時の暇もなく、毎日がアッという間に過ぎる生活をしていますが、今日用事で近くに来たことから、立ち寄ることが出来ました。ゆっくり鑑賞出来て、疲れもとれて、スッキリした気分で帰れます。ありがとうございました。
建築と絵画が互いにひきたてあい、ひびき合っているという印象。川越の地に、このような小さくても居心地のいいスペースがあるということを、うれしく思います。氷川神社に来た時などに、時々寄れせてもらいたいと思います。 M様
宮下町に到着。勝海舟自著の氷川神社の大鳥居が出迎えてくれる。巫女さんに、「美術館」はどちらかとたずねると、風鈴通を越えくぐり、橋を渡った処だとの教え。風鈴にかかれた「家族が健康で笑顔でいられますように」の文字を読みとりながら、せみの死がいを踏まないように、橋に到着。川をのぞくと、巨大な鯉の大群が出迎えてくれている。「魚」「里」=「鯉」はまさに故郷のにおいがする。9時50分に美術館に到着。現代建築の最高頂美術館である。開館前ながらも入館させて頂き感謝。そこは、スペイン。「落日の牧場」には涙し、完全にとりこまれてしまった。太陽光の下で「爛熳」、特には、「老いる」「生きる」、そして「家庭の肖像画」、「牛」と「薔薇」と「青い海」、ここには人の一生の全てがある。これからおはぎを食べて、限られた時間のなかで、人生を真剣にenjoyしようと思いました。スタッフの皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。 T 様
川越氷川神社のそばに、モダンな美術館があるのを知り、立ち寄りました。三栖先生のことは存じあげませんでしたが、光と影、生き生きとした立体感に見入りました。「爛熳」では、涙が出てしまいました。入館料が安く、気軽にカフェで休けい気分というだけでも、立ち寄りやすくていいですね。次の作品も楽しみにまた来たいと思います。
17:00(閉館)前にご親切に入れていただいた。川高卒業後30年ぶりに川越に来て、ウワサを聞いて立ち寄った。なつかしい風景に新しい建物、いろいろとやさしく声をかけていただいた館の方に感謝。 A様
ひとつひとつの作品に、人の表情や自然の表情が感じられ、まるで自分が作品の中にいるような印象を受けました。人が見ている映像をそのまま切り取ったような作品だと感じました。素敵です。建物内の作品をひきたてるような演出も良いと思いました。来てよかったです。 S様

明日で今回の展覧会が終了なので、必死になって茨城の笠間から、乗り継いでやって参りました。来たかいがあったです。「いい絵」をまとめて拝見出来ると、自然と心が気持ち良くなれます。「絵の力」というものを、しっかりと感じさせて下さる、立派な展覧会でした。今までよりはるかに川を越えて...。三栖右嗣画伯ファンになりました。ありがとうございました。 O様
みなさん、こんにちは。ずいぶんご無沙汰してしまいました。
うすうす、お察しとは思いますが、カラス君に僕の恋の進展について、勝手な憶測記事を書かれる前に僕から告白します。
僕が恋に落ちたのは本当です。すべての始まりは、僕がここで、まさにこの場所で彼女に出会ったことでした。あの、ふっくらとした、そして優しげな茶色の羽毛につつまれた、可愛い雀さん。その姿を一目見た瞬間、雷に打たれたように僕の心臓は跳ねあがり、網膜に焼付いた映像は、消えることがないのです。
最初は、遠くから見つめているだけで満足だったのです。あるいはまた、美術館の庭で、何気ないふうを装ってすれ違う時、ふとゆきずりの僕を見る彼女の視線を感じるだけで幸せだったのです。散歩にでかけ、美術館の庭で会う。雀さんにとっては偶然でも、僕にとっては一日の大切な日課でした。
そんな風にして、3ヵ月がすぎました。あんなに咲き誇っていたアガパンサスも、枯れてしまいました。
「おいおい、3ヵ月も遠くから見つめるだけで満足だなんて、いまどき、小学生だってアプローチ、プロポーズ、アグリメントと、迅速にとりつけるぜ」と、カラス君にさんざん笑われました。
カラス君は、自分の恋を実らせ、氷川神社の杜に新居を構えるまでになったので、僕に対して、大層優越感をもっているのです。
でもカラス君と違って、僕は、言葉も習慣も、僕らせきれいとは異なる雀さんに、恋をしてしまったのです。
せきれい仲間では、頭脳も、容姿も、人に知られた僕ですが、雀さんにとって、その僕の姿がどのように感じられるのか、まるで未知数なのです。
あぁ、僕はどうしたらいいでしょう...!!!???
突然ですが、それではみなさん、また。