せきれい物語ーカラス君のひとり言ー
今日は、ヤオコー川越美術館の近況をお知らせしますね。
さて、前回「ぼくも愛する人をさがさなくっちゃ」と駆け出したせきれい君でしたが、
どうも、まだ誰にも巡り会えないみたいですよ。ときどき一人で飛んできては、池の水を飲んで帰っていきますが、
あのおしゃべりが、僕に議論をふっかけて来もせず、いつの間にか帰ってしまってるんですよ。
その代わりと言ってはなんですが、常連だったぼくら、カラス、せきれい君、鴨君一家のほかに、美術館を訪れる
仲間が、とっても増えたんですよ。
たわわに実った庭のグミに気付いて、徒党を組んで、食べ散らかしていくのが、むくどり君たち。
食べるとすぐ出すのが、小鳥の宿命。真っ白なエントランスロードに、おみやげをまき散らすので、
美術館のおじさんが、しょっちゅう箒をかかえてとんでくる。で、彼らも逃げ足が速いのなんの。
ね?飛ぶ姿もかすむほどでしょ。
あとは、真っ黒な姿も精悍な鵜君。うん、僕にかなり迫るほどかっこいいんだ、こいつが。
それから、雀君にひよどり君たち。
あ、あ、雀ってば、せきれい君がある雀さんに意味ありげな流し目を送ってたんだけど。
まさかねぇ...みなさん、どう思います?
この恋のゆくえやいかに?
何か進展があったら、またおしらせしますね。それじゃ、みなさんグッバ~イ。