プロフィール
三栖右嗣氏(みすゆうじ)記念館は敷地内のシンボルツリーや新河岸川沿いの桜並木など、サクラとはなじみの深い美術館です。スタッフがブログを通じて、さまざまお知らせを提供し、さくらのように愛される美術館づくりをめざしています。
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スタッフブログ

ヤオコー川越美術館三栖右嗣記念館スタッフによるブログです。

‘日記’ カテゴリーのアーカイブ

小さな楽器で大きな感動を・・・♫


みなさん こんにちは。

美術館のクリスマスローズが咲きはじめ春はもう近くまで来ています。

2月21日(土)ミニコンサートが開催されました。早くからたくさんのお申し込みがあり今回も大変盛り上がりました。

「アミカル」というオカリナグループ 13名のみなさんに演奏をしていただきました。「オカリナ」という小さな楽器は、やさしく掌でつつみ、美しい音色を奏でます。

オカリナ3.JPGビートルズの「オブラディ・オブラダ」にはじまり、懐メロ、童謡、フルートとのアンサンブル、そして名曲の「コンドルは飛んでいく」 アンコールはフルート、キーボードを加えて「ラデツキー行進曲」で盛り上がりました。一曲ごとに詳しい解説を交えながら、楽しく 心地よい音楽で空間を包み、お客様には大きな感動を味わっていただけたかと思います。

オカリナ4.JPG

「アミカル」のみなさん、美しい感動のハーモニーをありがとうございました。 

会場を盛り上げて下さったお客様、ありがとうございました。

次回、3月28日(日)はギターデュオ「Healing Art」のお二人です。心癒されること間違いなしです♫ 残席わずかです。お早目のお申し込みをおすすめいたします。

**お知らせ** 3月17日(火) 美術館春の展示替え ~めぐりあう人 めぐりくる季節~ 詳しくは次回 お知らせいたします。ご期待ください。

みなさまのお越し、お待ちしております。

                             by わたなべ


✍ お客様の声より✍


     美術館の『お客様の声』のノートも3冊目となりました。

      昨年末からの「お客様の声」を掲載いたします。yjimageCAU90A85.jpg

✿「この美術館に思う」絵画は自然を愛で感嘆して創造する人、それを愛で賞讃する人の関係で成り立っているのですね。それにしても、ヤオコーの創業者の川野トモさんが手にされた、三栖画伯の一枚の小さい絵から始まった物語も感動です。創る人、観る人、育てる人で、芸術の世界が育てられているということでしょうか。   T様

 

✿建物の外観がまず美しく、ずっと来たいと思っていました。展示も素晴らしいです。「爛熳」が生で見られたのは嬉しかったです。じっと見ていると、立体的な奥行すら感じられて来て、圧倒されました。イベント等でも、また来たいと思います。   A様

 

林檎リトB.jpg✿リンゴの絵に惹かれて観に来ました。木から落ちても尚、力強い生命力を畜えているリンゴの姿に圧倒されました。私も時々絵(色鉛筆で)を描きますが、リンゴを描くことがとても好きです。次回は、今までとは別の感性を持って描けるような気がします。素晴らしい影響を与えて下さり、ありがとうございました。   E様

 

✿ものすごいデッサン力に圧倒されました。あれこれ絵を見ながら、思いにふける貴重な時間をすごしました。お茶、とてもおいしかったです。甘味程々、素朴で。   Y様

 

✿長野より息子と来ました。リンゴに見慣れていますが、迫力あるリンゴはやはりすばらしいですね。大好きです。息子が気に入ったと言った絵が、亡くなった父と同じ、白いバラの絵でした。笑ってしまいます。感動をいただき、ありがとうございました。   M様

 

✿広島から来ました。すごいです。画集は、以前送っていただいてみていましたが、本物の迫力はすばらしいですね。生きとし生ける物、生命そのものを絵から感じます。ありがとう!! 少しでも近づいていきたい。絵を追います。   H様

 

✿真実と向き合う勇気を、教えて下さっていると思いました。一方で、自然のもつ美しさと比べると、人の命のはかなさを思います。人はなぜ年老い死ぬのか、その疑問もなげかけているようです。   Y様

 

 

 

           


下山英二さん色につつまれて ♫


みなさん こんにちは。

いつもブログを愛読いただきましてありがとうございます。

12月14日(日) 寒い寒い冬の日 『下山英二さん』の優しいピアノの音色に美術館はつつまれました。

  下山さんお客様.JPG

美術館オープン時から毎年演奏をお願いしています。今年で3回目。下山さんは朝早く奥様とともに三島を出発して 川越まで来てくださいます。そして蔵の街で昼食を楽しみ、夕方からのコンサートに向けて準備を進めます。何度も何度も音の響きをチェックし、最高の音色をお客様に届けてくださいます。

今回のコンサートではシンセサイザーを使いいろいろな音を楽しみました。琴の音で「さくらさくら」、ギターの音で「イエスタディ」、きれいなお姉さんの奏でるバイオリンの音色・・・。みなさんで歌った「見上げてごらん夜の星を」はとてもきれいでした。 

最後は心がせつなくなった 「花は咲く」。 きっとみなさんの心にも下山さんからの暖かいメッセージが届いたことでしょう。

下山さん笑顔.JPG下山さんピアノ2.JPG 

夜空のきらめきとともに 今年最後の美術館ミニコンサートは幕を閉じました。

 下山英二さんご夫妻、お集まりくださいましたみなさま、ありがとうございました。また来年 美しい音楽とみなさまにお会いできることをスタッフ一同楽しみにしております。    by わたなべ ♪


魅惑のマンドリンにさそわれて・・・。


みなさま こんにちは。

12月に入り2014年もカウントダウンがはじまりました。一日一日があっという間に過ぎ去ってしまい、「今月、はやっかたね~」から「今年もあっという間!!」にフレーズが変わりました。

美術館ミニコンサート 14回目を11月30日(日)に開催いたしました。今回は26名さまでのマンドリン・ギターの演奏でした。

マンドリン1.JPG

群馬県から「大泉マンドリンクラブ」の皆様にお越しいただきました。ラウンジの『爛熳』の前に並んだ演奏者の皆様はおそろいのエレガントな衣装に身を包み、とてもよく映えましたよ。そしてリーダーの森御夫妻のトークはお客様の笑いを誘い、とても進行がお上手でした。プログラムはよく耳にする曲を選んでくださり会場からは自然にハミングがきこえていました。今年大ヒット曲「レット・イット・ゴー」は小さなお子様が踊ってノリノリ ♫ ♪ ♫

マンドリン5.JPG

演奏者と会場、そして美術館ががひとつになったとても魅力的なコンサートでした。

「大泉マンドリンクラブ」のみなさま素敵な時間をありがとうございました。

さて、今年最後を飾るのは・・・

12月14日(日) 3度目の登場!!キーボード奏者「下山英二」さんにやわらかな癒しの空間を奏でていただきます。こちらはお席残りわずかとなっております。お早目にお申し込みください。

みなさまのお越しをお待ちしております。

                              by わたなべ


新河岸川のお色直し


みなさん、こんにちは。

とても久しぶりの美術館ブログです。

すっかり、秋色の街並みになりました。美術館そばの新河岸川も春の桜色から夏の緑、そして秋の紅葉・・・。新河岸川紅葉2.JPG新河岸川紅葉1.JPG

自然の木々はもちろん美しいのですが、三栖右嗣のもみじも負けていませんよ~。とても美しい秋色の絵画を多数展示しております。ぜひ、おでかけください。

今月30日には 「マンドリンコンサート」も開催いたします。

ラウンジの「爛熳」の前で20名ほどの演奏者が素晴らしい音楽を奏でます。夕暮れから夜にかけての「爛熳」の色のうつり変わりには目を見張るものがあります。音楽との饗宴をお楽しみください。    by わたなべ


お客様の声より


~~~~~~ 美術館に寄せられた「お客様の声」を掲載いたします。~~~~~~

 

今日で2回目です。ここへ来ると自分も絵が描きたくなります。旅にも出たし、そして  スケッチもしたし、そんな美術館です。また、いつか来ます。 

 

今日で2回目になります。「生きる」「老いる」3年前に亡くなった母を思い、切なくなります。私は今生きている。でも日々老いていく。美しく老いる事を願うけど...。

 

Yaoko Museum's architecture is very modern but at the same time peaceful and comfortable.The paintings are truly"Master pieces!" I love touch and the beautiful colors. My favorite the painting of the ocean with the tropical fruits and flowers. Thank you for the wonderful time.  

 

初めて三栖右嗣さんの作品を見ましたfが、とても感動しました。住まいも川越に近く、この美術館も一度伺いたいと思っておりました。現在難病の主人を介護しており、一時の暇もなく、毎日がアッという間に過ぎる生活をしていますが、今日用事で近くに来たことから、立ち寄ることが出来ました。ゆっくり鑑賞出来て、疲れもとれて、スッキリした気分で帰れます。ありがとうございました。

 

建築と絵画が互いにひきたてあい、ひびき合っているという印象。川越の地に、このような小さくても居心地のいいスペースがあるということを、うれしく思います。氷川神社に来た時などに、時々寄れせてもらいたいと思います。     M様

 

宮下町に到着。勝海舟自著の氷川神社の大鳥居が出迎えてくれる。巫女さんに、「美術館」はどちらかとたずねると、風鈴通を越えくぐり、橋を渡った処だとの教え。風鈴にかかれた「家族が健康で笑顔でいられますように」の文字を読みとりながら、せみの死がいを踏まないように、橋に到着。川をのぞくと、巨大な鯉の大群が出迎えてくれている。「魚」「里」=「鯉」はまさに故郷のにおいがする。9時50分に美術館に到着。現代建築の最高頂美術館である。開館前ながらも入館させて頂き感謝。そこは、スペイン。「落日の牧場」には涙し、完全にとりこまれてしまった。太陽光の下で「爛熳」、特には、「老いる」「生きる」、そして「家庭の肖像画」、「牛」と「薔薇」と「青い海」、ここには人の一生の全てがある。これからおはぎを食べて、限られた時間のなかで、人生を真剣にenjoyしようと思いました。スタッフの皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。     T 様

 

川越氷川神社のそばに、モダンな美術館があるのを知り、立ち寄りました。三栖先生のことは存じあげませんでしたが、光と影、生き生きとした立体感に見入りました。「爛熳」では、涙が出てしまいました。入館料が安く、気軽にカフェで休けい気分というだけでも、立ち寄りやすくていいですね。次の作品も楽しみにまた来たいと思います。

 

17:00(閉館)前にご親切に入れていただいた。川高卒業後30年ぶりに川越に来て、ウワサを聞いて立ち寄った。なつかしい風景に新しい建物、いろいろとやさしく声をかけていただいた館の方に感謝。     A様

 

ひとつひとつの作品に、人の表情や自然の表情が感じられ、まるで自分が作品の中にいるような印象を受けました。人が見ている映像をそのまま切り取ったような作品だと感じました。素敵です。建物内の作品をひきたてるような演出も良いと思いました。来てよかったです。     S様

秋CA9BTZTK.jpg

明日で今回の展覧会が終了なので、必死になって茨城の笠間から、乗り継いでやって参りました。来たかいがあったです。「いい絵」をまとめて拝見出来ると、自然と心が気持ち良くなれます。「絵の力」というものを、しっかりと感じさせて下さる、立派な展覧会でした。今までよりはるかに川を越えて...。三栖右嗣画伯ファンになりました。ありがとうございました。     O様


せきれい物語ー告白そのⅠー


みなさん、こんにちは。ずいぶんご無沙汰してしまいました。

うすうす、お察しとは思いますが、カラス君に僕の恋の進展について、勝手な憶測記事を書かれる前に僕から告白します。雀を偲ぶせきれい.JPG

僕が恋に落ちたのは本当です。すべての始まりは、僕がここで、まさにこの場所で彼女に出会ったことでした。あの、ふっくらとした、そして優しげな茶色の羽毛につつまれた、可愛い雀さん。その姿を一目見た瞬間、雷に打たれたように僕の心臓は跳ねあがり、網膜に焼付いた映像は、消えることがないのです。水辺の雀.JPG

最初は、遠くから見つめているだけで満足だったのです。あるいはまた、美術館の庭で、何気ないふうを装ってすれ違う時、ふとゆきずりの僕を見る彼女の視線を感じるだけで幸せだったのです。散歩にでかけ、美術館の庭で会う。雀さんにとっては偶然でも、僕にとっては一日の大切な日課でした。咲いてるアガパンサス.JPG

そんな風にして、3ヵ月がすぎました。あんなに咲き誇っていたアガパンサスも、枯れてしまいました。枯れたアガパンサス.JPG

「おいおい、3ヵ月も遠くから見つめるだけで満足だなんて、いまどき、小学生だってアプローチ、プロポーズ、アグリメントと、迅速にとりつけるぜ」と、カラス君にさんざん笑われました。

カラス君は、自分の恋を実らせ、氷川神社の杜に新居を構えるまでになったので、僕に対して、大層優越感をもっているのです。

でもカラス君と違って、僕は、言葉も習慣も、僕らせきれいとは異なる雀さんに、恋をしてしまったのです。

せきれい仲間では、頭脳も、容姿も、人に知られた僕ですが、雀さんにとって、その僕の姿がどのように感じられるのか、まるで未知数なのです。

あぁ、僕はどうしたらいいでしょう...!!!???

突然ですが、それではみなさん、また。

 


夏の終わりに~ Jazz ♪ ジャズ ♪ Jazz


みなさんこんにちは。

8月30日(土) 暑かった夏の終わりに、美術館ミニコンサートが開催されました。ジャズ2.JPG

小林里枝(さとえ)さんを中心に ごきげんなジャズを演奏して頂きました。 メンバーをご紹介・・・ 

     ♪ 小林里枝 : アルトサックス

     ♪ 飯田篤史 : ピアノ

     ♪ 東郷ケイジ : ベース

曲目は皆さんが耳にしたことのあるものを中心にセレクトして下いました。「A 列車で行こう」「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」「枯葉」他・・・。

メンバーのみなさんは 音楽大好き人間がそれぞれの楽器を持ち寄って、それぞれの場で活躍をされているそうです。ジャズ5.JPG

会場も超満員!!たくさんのお客様に楽しんでいただきミュージシャンのみなさんも大変喜んでおりました。アンコールで 小林里枝さんは会場の中を歩きながら演奏したり、ベースの東郷さんは大きなベースを持ち上げて弾いたり、ピアノの飯田さんはお見事なピアノソロを披露し、聴きごたえ、見ごたえ大満足のコンサートになりました。ジャズ13.JPG

ご参加して下さったみなさま、ありがとうございました。これからもみなさまに喜んでいただけるコンサートを企画して参ります。どうぞご期待ください。

                       by    わたなべ

 


お客様の声より


本格的な暑い夏が到来しました。

今年、夏休みの計画はたてられましたか。

暑い夏は「涼しい美術館」で、名画を楽しまれてはいかがでしょうか。

7月も多くのご来館者があり、たくさんの方々からメッセージをいただきました。

以下に、その一部をご紹介致します。

P7300972.JPG  

●「老いる」を見て、自然と涙が出てきました。三栖先生の世界観に引き込まれる、素晴らしい展示。生と死はいつも自然の摂理であるというのが、ひしひしと伝わってきました。また来たいと思います。  I 様

●二回目です。同じ作品かと・・・思いながら・・・スペイン・・・「ワーよかった」・・・透明なスペイン、こんなにも広々とした所が地球の中にあるんですね。雲や丘や花が語りかけてくる作品。久々に・・・また来て良かった!!!と、思いました。新城さんの文章には、作者のことが気持ちと心と感じ方が伝えられていて涙しました。生きていることを伝えて、樹木がちゃんと空に太陽にのびのびと・・・美しかった!ありがとうございました。  S 様

●三栖さんの作品はもちろん、建築の美しさが圧巻でした。落ち着く素敵な空間です。また訪問したいと思います。                                      

●展示室が変わるたびに、空間の明るさが変わり、その部屋ごとに展示されている絵が、独特な雰囲気をあじわうことができた。 

●仕事の都合で千葉へ引越しましたが、埼玉に帰るたび、ここへ寄ろうと決めています。これからも素敵な美術館であって下さい。  I 様

●「或る家族の肖像」が、写真を見ているようでした。大きなしだれ桜の絵が一番好きです。どれもこれも本物みたいでした。私は油絵を習っているのですが、かき方がみんなそれぞれちがうことをあらためてかんじました。こことてもひびきますね!いとこといっしょに来たのですが、いとこがまだちいさいのではしりまわったり、大きな声を出してしまったりと、申しわけありませんでした。とても楽しかったです。  11才 H 様

皆様のお越しをおまちしております。

 

  

  

 


この花、な~んだ?


こんにちは。いつもブログをご愛読いただきましてありがとうございます。

毎日不安定なお天気が続いております。そんな中、美術館ガーデンに今年はとてもおもしろいお花が登場しました!ねじばなアップ.JPGご存知でしたか?こちら、「ねじばな」というそうです。去年は少しだけ咲いていたのですが、今年はたーくさん咲きました!!とても小さなお花ですが、ピンクと白の花がつく、ラン科の植物です。ねじの様にらせんを描いて花がついています。なんと花のつき方は右巻きと左巻きがあるそうですよ。お客様が教えて下さいました。白い花は珍しいそうです。このなかにはあるかな?ねじ花群生.JPG

そして今年も愛の花、「アガパンサス」が元気に咲きはじめました。アガパンサス2.JPGアガパンサス1.JPGいちだんと花の数が増えましたよ。美術館の入り口でみなさまを ゆらゆらとお迎えしております。アガパンサス3.JPG

                                           by     わたなべ