プロフィール
三栖右嗣氏(みすゆうじ)記念館は敷地内のシンボルツリーや新河岸川沿いの桜並木など、サクラとはなじみの深い美術館です。スタッフがブログを通じて、さまざまお知らせを提供し、さくらのように愛される美術館づくりをめざしています。
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スタッフブログ

ヤオコー川越美術館三栖右嗣記念館スタッフによるブログです。

‘日記’ カテゴリーのアーカイブ

虹色の奏でー「Duo Iris」 ♫


みなさま、こんにちは。

いつもスタッフブログをご覧いただきましてありがとうございます。

梅雨空の6月23日(土)、美術館ミニコンサートを開催いたしました。

当日は雨にもかかわらず、たくさんのお客さまでラウンジは満たされました。

美しいヴァイオリンとピアノの音色が響き渡ります。

 クライスラー作曲「愛の喜び」です。

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演奏は当館初出演、「Duo Iris」さんです。"Iris"とはギリシャ語で「虹」を意味し、鮮やかな色彩を音で伝えていきたい、という思いが込められているそうです。2013年春にデュオを結成。

ヴァイオリンは真野謡子さん。お人柄も楽しく聴衆を引き込む演奏が素晴らしい・・・。欧州、アジア、日本においてソロ、室内楽、オーケストラで幅広く活動なさっています。

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ピアノは後藤加奈さん。なめらかな指さばきでヴァイオリンとの相性もとてもよく、美しいハーモニーを奏でます。数々のコンクールでの入賞経験もあり講師もしています。

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演奏曲はクライスラー「愛の悲しみ」、バッハ「partita no.3 loure gigue」(ヴァイオリンソロ)、ベートーヴェン「ヴァイオリンソナタ第8番ト長調作品30-3」、ラフマニノフ「前奏曲より」(ピアノソロ)、サン=サーンス「死の舞踏」

オールクラシックのプログラムに盛り上がりました。拍手が鳴りやまぬ中アンコールに応えて下さいました。

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028.JPGマスカーニ作曲「間奏曲」。なんて美しいのでしょう・・・。見事に聴衆のみなさまを酔わせました。夢心地で帰途につけたのではないでしょうか。

雨の中お越しくださいましたお客さま、湿度と闘いながらも素晴らしい音を響かせた「Duo Iris」の真野さん 後藤さん、ありがとうございました。

次回のミニコンサートはー

 7月21日(土) クラリネットとピアノのコンサートです。どうぞお楽しみに ♫


チューニングハンマーのおはなし


みなさん こんにちは。

関東地方は梅雨に入りましたね。美術館のお庭の紫陽花も綺麗に咲いています。

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今日は絵画とは離たおはなしです。

当美術館では不定期ですが「美術館ミニコンサート」を開催しています。

美術館にはピアノがあります。ピアニストの方に最良の状態で演奏していただき、奏でられた音が聴衆のみなさまに感動を与える・・・。そのためには日頃のメンテナンスが大切です。ここで活躍するのが調律師という技術者の方です。

  今、ちょうど映画で調律師のお話 「羊と鋼の森」を上映していますね。

当館でも年2回、調律師の「中野さん」という方が丁寧に調律をしてくれます。

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中野さんは30年のキャリアをお持ちです。大ベテラン!と思ったのですがご本人は

 「30年たって ようやく調律のスタートに立った気持ちです。思い通りの調律ができるようになりました。調律師はピアノの音色を決めつけてはいけない。鍵盤をはじいた時の透明感、広がり、音の響きを最善の状態に持っていくのが仕事。音色を決めるのはピアニストですから余計なことをしてはいけない。」

と熱く語ってくださいました。

そしてこちらが中野さんご愛用の「チューニングハンマー」。

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ドイツのヤーンというメーカーの物で中野さんがベルリンにいた時に親方さんより譲り受けた大切なチューニングハンマーだそうです。縁があって当館でもこのハンマーで調律していただいています。

中野さん、これからもご活躍期待しています。

コンサートにお越しのみなさま、ご出演のアーティストのみなさまベルリンの音色、感じてみてくださいね。

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次回は6月23日(土)16:00~です。お楽しみに ♫


爽やかな5月の風にさそわれてー


こんにちは。6月に入りましたね~。早い早い・・・。

5月のある休館日、美術館スタッフで静岡県三島にあります「クレマチスの丘」に行ってまいりました。

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当日、お天気が不安定で心配でしたが雨にあたることなく、暑くもなく 気持ち良い5月の風の中、お花と、アートを満喫してきました。

「クレマチスの丘」は文字通り約250種2000株のクレマチスが植栽され一年を通じてクレマチスの魅力を楽しめます。そして今この季節は 美しいバラもたくさん!花の彩と香りを楽しめます

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そして広大な敷地には「ヴァンジ彫刻庭園美術館」「IZU PHOTO MUSEUM」「ベルナール・ビュフェ美術館/ビュフェこども美術館」「井上靖文学館」が点在、そしてレストランやカフェが庭園とともに楽しめます。

「ヴァンジ彫刻庭園美術館」で開催中の「須田悦弘 ミテクレマチス」・・・本物と見間違えるほど精巧な花や草木の彫刻作品。薄い花びらや茎はすべて木から繊細に彫りおこし彩色したものです。

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「IZU PHOTO MUSEUM」では5人の現代作家による「永遠に、そしてふたたび」を開催中。映像と音楽とのコラボした作品や流れつづける時間のある一瞬の出来事を捉えた写真が展示してあります。

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手入れの行き届いた庭園を眺めながらつり橋を渡ってお隣のゾーンへ。

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「ベルナール・ビュフェ美術館」は開館45周年を迎えたそうです。記念企画展を開催中。

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「井上靖文学館」 井上靖さんの像がお迎えしてくれます。

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旅の気分もあじわい アートを楽しみ、美しいお花に癒された一日でした。

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彩り豊かな午後のひととき


こんにちは。

5月26日(土 )美術館ラウンジにはたくさんのお客様。

空間には彩り豊かな音楽の調べ・・・。モーツァルト。奏でているのは色とりどりのドレスを身にまとった三人の女性アーティスト。

「METEORE」のみなさんです。

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黄色いドレスはピアノの赤松美紀さん。お人柄をそのまま音にのせた透明感のあるピュアなピアノです。しっとりと、時にはダイナミックに・・・。

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グリーンのドレスの伊藤万桜さん。まるでダンスをしているかのように音楽にのってヴァイオリンを奏でます。

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ピンクのドレスは小川里奈さん。可憐なお花のようにかわいらしい・・・。

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演奏曲は ブラームス「ハンガリー舞曲 第5番」、メンデルスゾーン「歌の翼による幻想曲」、

ピアノソロでメンデルスゾーン「無言歌より春の歌」。 2台のヴァイオリンは三栖先生の「爛熳」をバッグに「さくらさくら変奏曲」。

そして「日本の四季メドレー」「川の流れのように」他・・・。クラシックから馴染みのある曲までとてもバラエティに富んでいて十分な聴きごたえ。そして三人でのトークも入り かわいらしくもあり、迫力もあり あっという間の1時間でした。

鳴り止まぬ拍手にこたえ、アンコールは「METEORE」さん得意曲、ピアソラ「リベルタンゴ」大喝采でした!

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お集まりくださいましたお客様、「METEORE」のみなさまありがとうございました。

♫今後のコンサートにもご期待ください♫


あたらしい仲間たち


こんにちは。

今日は5月14日(月)。とってもいいお天気になりました! 美術館は休館日です。が、ちょっとしたメンテナンスをしています。

さて、これはなんでしょう。

010.JPG エアープランツというお水のいらない植物です。 葉から直接空気中の水分を吸いこんで生きています。そのため根っこはありません。 出回ったころはとても高価なものでしたが、今ではお手頃価格で入手できます。

おしゃれなインテリアとして、いろんな飾り方ができるので簡単で、癒されます。

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美術館ガーデンの植物たちも元気に実をつけ始めました。

こちらはジューンベリー

012.JPG 抗酸化作用もあり、ビタミン、ミネラルも豊富で骨や老化にも良い優れた植物です。

美術館スタッフは美容、老化のため毎年おいしくいただいております(笑)

ゆすら梅もこれからたくさんの実をつけます。

016.JPG利尿作用、食欲増進、低血圧、不眠症に良いそうです。シロップを作ってソーダで割るとおいしくいただけます。

今年はかりんもたくさん実をつけています。楽しみです。

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ちょっと変り種。

美術館スタッフNさんがおうちで育てているサボテンを数年前、美術館に分けてくれました。 毎年花を咲かせているのですが、今年の花のつきはスゴイ!!次から次へと見事なお花をさかせています。 色もとってもきれいです。

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夏に向けて、次は何が咲くかお楽しみです。

遊びに来てくださいね。お待ちしております~。


美術館に変拍子の旋風を!TSUMUZI♫


みなさんこんにちは。

4月7日(土)、今年度初の美術館ミニコンサートを開催いたしました。

なんと!今回で40回目を迎えました。すべてのコンサートにおいては、たくさんのお客様に盛り上げて頂きまして、スタッフ一同感謝しております。

開催前よりお問い合わせが多数ありました。記念すべき40回目の出演アーティストは・・・。

ドクターライセンスを持つという経歴の持ち主、変拍子の貴公子、「TSUMUZI」さん率いるバンドのみなさんです。

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毎年桜の咲くころ、華麗な指さばきで変拍子を熱く弾きこなすTSUMUZIさん、ことしもとてもエキサイティングな音楽を披露してくださいました。

作曲家でもあるTSUMUZIさんオリジナルの「鮮血のマキューシオ」「Muchacho de la Noche」「夢塚」「嵐を呼ぶ男」など、そして一度は耳にしたことのある名曲「なごりゆき」「さんぽ」「愛の挨拶」・・・。変拍子に変え、タイトルも変えてしまったという「俺のリベルタンゴ」「情熱の五大陸」などなど どれもみな、みごとなリズムです。

繊細なギターを奏でる「侑人(Yu-to)」さん。いつもご一緒に演奏されることが多いそうです。

存在感抜群 ウッドベース「野々村 拓」さん。クールな低音を響かせます。

フラメンコダンサーの「伊集院史朗」さん。今回はパーカッションも披露してくださいました。

アンコールではオリジナル「二月二十六日のタンゴ」。雰囲気たっぷりのメロディーに伊集院さんがダンスを舞い 会場は大きな手拍子、大盛り上がりです。

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「また 来年、春にお逢いしましょう」と美術館を後にしました。カッコイイですね~♫

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お集まりくださいましたみなさま、変拍子の旋風をおこした「TSUMUZIさん、バンドの皆さん」ありがとうございました。

♫ 次回のコンサートは・・・ ♫

5月26日(土)16:00~

「METEORE メテオール」 ピアノと2台のヴァイオリン

どうぞお楽しみに。


春の訪れとともに・・・


こんにちは。

桜の花も散り新緑の季節になりました。

今日はフレッシュなお客様がいらしてくださいました。022.JPG

みなさまご存じ、お薬の「アポック」の新入社員さん。

犬竹会長自らみなさんをお連れ下さいました。019.JPG

三栖右嗣先生の絵画と、伊東豊雄先生の空間に身をゆだね、

何かしら感じ取り今後の人生にお役にたてて頂けたら幸いです。018.JPG

新河岸川土手の桜は新緑に変わりつつありますが、美術館のシンボルツリーしだれ桜は柔らかな花のピンクとフレッシュな新緑でとてもキレイですよ。

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展示室には三栖右嗣先生の桜の作品が多数出ております。お花見ができなかった方はぜひ、当館の「爛熳」でお花見をしてくださいね。

今週土曜日(7日)は、いよいよ新年度のミニコンサートが始まります。

ヴァイオリストのTSUMUZIさんが、華麗な弦の響きでみなさまを感動の世界にお連れします。

どうぞお楽しみに。


もうひとつのアート


みなさま、新年あけましておめでとうございます。

本年も ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館をどうぞよろしくお願いいたします。

「もうひとつのアート」

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モノクロームの世界を感じさせるこちらの画像は スタッフがある日の午後、当館ラウンジの壁に映ったカフェの様子を撮影しました。

周りを囲む池の水が太陽に反射し、素適なひとコマを生み出しました。

今年も2日から開館しております。

氷川神社でのお参りの後、新春をぜひ 三栖右嗣の絵画と伊東豊雄の空間でお過ごしください。美味しいコーヒーと、抹茶 おはぎが皆さまをお待ちしております。

 


♫ 「銀の舟」にゆられてー 下山英二


みなさま、こんにちは。

今年最後の美術館ミニコンサートは毎年恒例の 下山英二さん。

12月17日(日)夕刻、グランドピアノの美しい音色がラウンジに響き渡りました。「レクイエム」という曲でスタートです。鐘の音がこころを鎮めこれから始まる美しい奏でを導いてくれているようです。

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下山英二さんは美術館開館以来 毎年この「爛熳」の前でコンサート開いてくださっています。今年でなんと6回目。シンセサイザーとピアノをみごとに弾きこなし、お客様を楽しませてくださいます。今回は新譜「銀の舟」からオリジナルの曲を披露してくれました。そして一足早いクリスマスソングも多数。全14曲もの「ミニコンサート」とは言えないほどの素晴らしいコンサートでした。

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下山さんの指先は常にキーボードの上。お話をしていても静か~に音を奏でています。軽い冗談も言ったりして会場を沸かせます。

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本日のプログラムを軽くご紹介します。

✥ 銀の舟 ・ Autumn ・ 白い恋人たち ・ Have you a little merry christmas ・ Slow Dancer ・ 満月 ・ 糸 ・ 見上げてごらん夜の星を ・ Amazing Grace・・・など。

最後は下山さんの美しいピアノでお客様をお見送りしました。やさしい雰囲気たっぷりのすてきなコンサートでした。お越しのお客様、下山英二さん、ありがとうございました。

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今年も一年、たくさんのお客様に可愛がっていただいた美術館。感謝の気持ちでいっぱいです。

来年も今年以上に喜んでいただけるようスタッフ一同がんばります。これからもよろしくお願いいたします。

 

来年のミニコンサートは・・・。

✥ 2018年4月7日(土)16時より・・・変拍子の貴公子「TSUMUZI」さんのヴァイオリン演奏です。どうぞおたのしみに。

 

 

 

 


✥ シダ―ローズのクリスマス ✥


みなさま、こんにちは。日ごとに寒さがまし12月も残すところ半月です。

街はクリスマスムード ♫♫☆ きらきらしています。そこで・・・。

当美術館もクリスマスを意識し、ツリーやリースを飾ってみました!

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注目していただきたいのが、飾りに使っている「松ぼっくり」。ちょっと変わった形をしています。これはスタッフが川越市内の公園で拾い集めてきたものなんですが なんと!薔薇の形をしているではありませんか!! 初めて見た―!私たち。さっそく検索してみました。

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「シダ―ローズ」といいます。ヒマラヤスギの実の先っちょでした。ヒマラヤスギは高い木で実も高いところになり、風に飛ばされた鱗片はぱらぱらと木の根元に落ち、残った先っちょは固まったままぽろっと落ちます。それが「シダ―ローズ」。お見事な薔薇の形。さっそくツリーやリースに飾りました。ご来館のときはぜひ、ご覧になってくださいね。

そして― クリスマス気分を盛り上げてくれるコンサートのお知らせです。

17日(日)には当館ラウンジにて 下山英二さんのシンセサイザーとピアノ演奏ークリスマスムードたっぷりのコンサートがあります。ぜひ皆さまおこし下さい。

スタッフ一同お待ちしております。