みなさま、こんにちは。
今年最後の美術館ミニコンサートは毎年恒例の 下山英二さん。
12月17日(日)夕刻、グランドピアノの美しい音色がラウンジに響き渡りました。「レクイエム」という曲でスタートです。鐘の音がこころを鎮めこれから始まる美しい奏でを導いてくれているようです。

下山英二さんは美術館開館以来 毎年この「爛熳」の前でコンサート開いてくださっています。今年でなんと6回目。シンセサイザーとピアノをみごとに弾きこなし、お客様を楽しませてくださいます。今回は新譜「銀の舟」からオリジナルの曲を披露してくれました。そして一足早いクリスマスソングも多数。全14曲もの「ミニコンサート」とは言えないほどの素晴らしいコンサートでした。

下山さんの指先は常にキーボードの上。お話をしていても静か~に音を奏でています。軽い冗談も言ったりして会場を沸かせます。

本日のプログラムを軽くご紹介します。
✥ 銀の舟 ・ Autumn ・ 白い恋人たち ・ Have you a little merry christmas ・ Slow Dancer ・ 満月 ・ 糸 ・ 見上げてごらん夜の星を ・ Amazing Grace・・・など。
最後は下山さんの美しいピアノでお客様をお見送りしました。やさしい雰囲気たっぷりのすてきなコンサートでした。お越しのお客様、下山英二さん、ありがとうございました。

今年も一年、たくさんのお客様に可愛がっていただいた美術館。感謝の気持ちでいっぱいです。
来年も今年以上に喜んでいただけるようスタッフ一同がんばります。これからもよろしくお願いいたします。
来年のミニコンサートは・・・。
✥ 2018年4月7日(土)16時より・・・変拍子の貴公子「TSUMUZI」さんのヴァイオリン演奏です。どうぞおたのしみに。
みなさま、こんにちは。日ごとに寒さがまし12月も残すところ半月です。
街はクリスマスムード ♫♫☆ きらきらしています。そこで・・・。
当美術館もクリスマスを意識し、ツリーやリースを飾ってみました!


注目していただきたいのが、飾りに使っている「松ぼっくり」。ちょっと変わった形をしています。これはスタッフが川越市内の公園で拾い集めてきたものなんですが なんと!薔薇の形をしているではありませんか!! 初めて見た―!私たち。さっそく検索してみました。

「シダ―ローズ」といいます。ヒマラヤスギの実の先っちょでした。ヒマラヤスギは高い木で実も高いところになり、風に飛ばされた鱗片はぱらぱらと木の根元に落ち、残った先っちょは固まったままぽろっと落ちます。それが「シダ―ローズ」。お見事な薔薇の形。さっそくツリーやリースに飾りました。ご来館のときはぜひ、ご覧になってくださいね。
そして― クリスマス気分を盛り上げてくれるコンサートのお知らせです。
17日(日)には当館ラウンジにて 下山英二さんのシンセサイザーとピアノ演奏ークリスマスムードたっぷりのコンサートがあります。ぜひ皆さまおこし下さい。
スタッフ一同お待ちしております。
今年も多くのみなさまに足を運んでいただき、ありがとうございました。
美術館の年末年始の休館のお知らせです。
2017年12月28(木)~2018年1月1日(月)は休館いたします。
2018年1月2日(火)より平常通り開館いたします。
《開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)》
よろしくお願い申し上げます。
1.噂する鴨さんたち
「ねぇ、ねぇ、最近セキレイさんが帰って来たって、知ってる?」
「え?そうなの?」
「ここのところ、カラスさんとのバトルもなくて、静かだったでしょう? 一挙にうるさくなりそうよ」
2. セキレイ君のモノローグ
やぁ、皆さん、こんにちは。お変わりありませんか? すっかりご無沙汰しちゃって、いやどうも。 久し振りに、美術館の庭に戻ってみましたらね、浦島太郎かセキレイかって感じで、だいいち、あなた、僕を見るなり箒をもって追っかけてきた、あのデッカイおじさんね、あの人の姿がない。代わりに 庭には二羽の鳩...じゃなかった、見知らぬおじさんが、わき目も振らず、花壇のお手入れをしている。僕が近づいても、あんまり一生懸命で, 振り向いてもくれないんですよ。その花壇には、とっても丈夫そうなアガパンサスが青々と茂っていて、僕が前に知っていたひょろひょろ苗とは大違い!
あぁ、時は流れ、人は去りゆく。美人薄命というから、あのころ,僕に優しくしてくれた美しい三人の女性(思い出は多分に美化されるものです)も、儚くなってしまったかもしれない・・・いや、皺くちゃ婆さんになってしまって、逢っても、もうその人とは分らないかもしれない。淋しいなぁ・・と、しみじみ、きょろきょろと、感慨にふけりつつあたりを見回すと、いたいた、いましたよ。以前と少しも変わらず、元気で、颯爽として、一心に何かを考えている風の彼女たちが。
ところで、「元気」「颯爽」「一心に」というこの形容は、彼女たちをまとめて表しているのじゃなくて、一人一人を単独に評しているんです。「元気」「颯爽」というのはストレートにそのまま受け取っていただくとして、一心に何かを考えているってのは、要するにぼーっと物思いに耽ってるってことの、美的・芸術的表現です。 Aさん、Bさん、Cさんのどなたがどう形容されているか、皆さん、こんど美術館にお越しになった際に、よく観察して解明してみてくださいね。ちょっと見ただけでは分らないかもしれませんから、300円の入館料が、100円引きになるヤオコーカードをお持ちになって、何度も来館なさってください。
ま、それはさておき、3人に会えて僕はホッとしました。3人のおば、じゃなかったお姉さまがたと僕との再会場面は、また次回にご紹介しましょう。
ところで、と・・・・。
あ"~、今日はカラス君はいないなぁ。積もる話もあるんだけどなぁ。
仕方ない、では皆さん、またねー!!
3. 人待ち顔のカラス
風の便りでさぁ、あのうるさいのが帰って来たって聞いてさぁ。ま、そんなに会いたい!!ってほどでもないけどね。ああ忽然と姿を消されたら、やっぱ、心配するじゃないか。で、新河岸川をひとっ跳びして、美術館まできてみたらさぁ、
いないじゃん!! おい!