プロフィール
三栖右嗣氏(みすゆうじ)記念館は敷地内のシンボルツリーや新河岸川沿いの桜並木など、サクラとはなじみの深い美術館です。スタッフがブログを通じて、さまざまお知らせを提供し、さくらのように愛される美術館づくりをめざしています。
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スタッフブログ

ヤオコー川越美術館三栖右嗣記念館スタッフによるブログです。

2017年3月 のアーカイブ

優雅な音楽会~コンスタンタ☆


こんにちは。いよいよ桜のシーズンがはじまりましたね!ヤオコー川越美術館は三栖右嗣先生の「爛熳」でいつでも さくらいろ✿です。近くの新河岸川の桜も咲きはじめました。今週末が見どころでしょうか。楽しみですね。

3月25日(土)。すかっりおなじみになりました美術館ミニコンサートが開演しました。

演奏して下さったのは「Constanta☆(コンスタンタ)」のみなさまです。         会場.JPG

「コンスタンタ」とは白い大輪のユリの名前です。その名にふさわしく、とても優雅で美しい音楽を奏でて下さいました。二胡とチェロとピアノという珍しい構成です。

二胡という小さな楽器から奏でられる甘く美しい音色に チェロの重厚な響き、ピアノの滑らかな旋律が程よく合わさりそれはとても美しい音楽の調べでした。披露して下さった曲はオリジナルの「コンスタンタ」「ブルー・ブルー・ブルー」、そしておなじみの曲「桜」「荒城の月」「いつか王子様が」etc・・・。一時間たっぷりとコンスタンタの世界にひたりました。 二胡・チェロ.JPGピアノ.JPG

メンバーのご紹介です。

 ♫ 渡嘉敷かおる : 二胡  短大在学中より様々なコンサートツアー、ミュージカル、レコーディングに10年間コーラスとして参加。2000年より二胡の甘く美しい音色に魅せられて習い始め現在に至る。これまで多くの著名な演奏家に師事。日本二胡学会会員。二胡検定7級。

 ♫ 笹崎由紀子 : チェロ  桐朋学園大学音楽学部卒業。子供のための音楽教室、専修大学オーケストラの講師、名古屋フィル、東京オーケストラ参加。その他著名な音楽家のアルバムをリリース。現在 フェスティーボ(古典音楽)ポコ・ア・ポーコ(音楽療法)他に所属。

 ♫ 林きらら : ピアノ  東京芸術大学音楽学部作曲家卒業。委託作品・グループ自主公演、合唱曲集等の作編曲活動を続ける一方、故篠原敬介氏の作曲アシスタントを務め映画やミュージカルの音楽制作参加やオーケストレーションの経験を積む。合唱や室内楽の伴奏者としても活動中。

お集まりくださいましたたくさんのお客様、コンスタンタのみなさま素敵な時間をありがとうございました。コンスタンタ.JPG

さくら咲く季節、ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館で大作「爛熳」とともに お花見をお楽しみください。スタッフ一同お待ちしております。

 


✍ お客様の声より ✍


こんにちは。 秋からこの3月にかけてご来館いただいたお客さまからの『声』を掲載いたします。

 

✎ 中世の城郭建築を想わせるペンタゴン様式が気に入りました。天井のドーム、パンティオン、アチー型のアラブ様式、ゆったりできました。リアリズム絵画、構図がおもしろかったです。おはぎが食べがいがあり、おいしかったです。   男性:63歳

 

✎ ヤオコー美術館の存在を初めて知りました。今回の「私の友、私の家族--人物画が語る人生の輝き」展の圧倒的なパンフレットによって、一瞬にして射抜かれた様でした。すごい描写です!! 時々見に来させて頂きます。〈全てのものに"いのち"が宿る〉という作者の言葉にも、感銘を受けました。パンフレットありがとうです!!   Y様

 

✎ 札幌から来ました。川越に来る目的の八割がこの美術館でした。川のほとりの立地も素敵です。建物の近代的な感じと、絵に宿る普遍的な心のミスマッチが、なぜか心地良いです。   T様

 

✎ 川越にこのような場所があるのを知ったのは、つい先日のことでした。照明デザイナーの特集での1シーンでこの美術館が映りました。照明に惹かれて伺いましたが、目にする作品全てがすばらしく感動しました。すてきな出会いに感謝致します。

 

✎ 明るい冬の陽差しの中、初めて、この美術館に姉と妹の3人で訪れました。建物の素晴らしさ、もちろん初めて拝見させていただいた三栖さんの絵、とても優しさを感じ、題材も心打つものが多く、ゆったりと落ち着いた時を過ごしました。特に花が好きなので、桜もコスモスも感動の一枚でした。東松山在住ですので、また伺う時を楽しみにしています。いい一日でした。

 

✎ 「人物」、中国の子供 ― 壁が広く描かれていて、少年が一人こちらを見て立っている。何を言おうとしているのか ― ハッとする。心に食い込む。 「オホーツク」、廃木造船とカモメたち、鳥と海の色。よくこういう場面に出会え、それを描けたものだ!と感動。色彩のトーンがすばらしい。この船を作った人、乗っていた人たちは、今はもう居ない。   I様

 

✎ 2度目の来館です。今日は家族で来ました。今回初めて目にする作品もやはり素ばらしいものばかり。特に「秋日」はあざやかで一番目を引きました。落ち着いた雰囲気で、又ゆっくりと過ごさせて頂きました。ぜひ次回も、みんなで来たいと思います。   M.Y様

 

✎ 久しぶりにゆったりと時間を過ごすことが出来ました。画面の中にある優しい気持ちと、美しい色彩に心が安まる気がしました。コンパクトな中に、異なる環境が広がっている「さすが」な素晴らしい建築でした。   S様

 

✎ ふらっと建築と絵を観て帰るつもりでしたが、美術館の前の道路が工事中で中に入れませんでした。困って美術館に電話したら、別の駐車場まで、館長さんが案内してくれました。(私の車に乗車して...(笑))館長さんは美術館の案内と楽しい話をたくさんしてくれました。素適な建築、絵画、そして素適な人と出会うことができたとても良い一日になりました。人間力をみがいて、素適な建築家になります。   K様

 

✎ 久しぶりに美術館を訪れ、心休まる時間を過ごすことができました。大学時代に学んだ技法で、細かい描写で描かれた三栖作品は、自然・人物・静物をみごとに色で表現されていて、視覚と心に響きました。   K.O様

 

✎ 正直、日本で有名な画家でも、琴線に触れるような、魂に響く作品には、ほとんど出会えません。ですが、コントラストが鮮明で力強い三栖氏の作品を拝見して、日本も捨てたものではないと思いました。ありがとうございました。   R様

 

✎ 大学受験の間、心の支えになってくれたのがこの美術館、そして館長さんでした。あいにく本日はいらっしゃいませんでしたが、大学で悩みがあったらここに来て、伊東豊雄さんの建築のパワーと、館長さんに相談して得られる安心感をもらいます。また来ます!!   T様

 

✎ 一度来館したことはあったのですが、今回はひとりできました。前に来たときよりも落ちついて絵画を見ることができ、その繊細さに心をおちつかせることができました。中学校3年間のよいしめくくりと、高校へのスタートをきることができたと思います。   K様

花.JPG

 ✎ なかなか美術館は行かないのですが、落ち着いた雰囲気としゃれた建物の造りがとても良かったです。絵をじっくり見ると落ちつくなと思いました。忙しい日々の中、こういう事も良いなと感じました。   春から高校生 男子

 

✎ ヤオコーのチラシで美術館のことを知り、一度来てみたいと思っていました。今日近くまできたので寄りましたが、とても静かで落ち着いたふんい気の中、1つ1つの絵がすばらしく感動しました。枯れた植物や使われなくなった船、年をとった人の身体などきれいと言えないモチーフを品良く描いているのに驚きました。どんな物の中にも物体の美しさがあるのだと知りました。今日ここに来られたことをうれしく思います。幸せなひと時でした。

 

 

 

 

 


3月14日より 春の展示が始まります


皆さま こんにちは。春の展示替え、今回のテーマは「三栖右嗣 旅の記憶ー海外での取材作品から」です。

先生は1972年に、フランス・アメリカを旅したのを皮切りに、その後スペイン、中国、イタリア、パキスタンなど各地を取材旅行しています。

中でもスペインは、何度も訪れ、マドリッドでは同行のカメラマンの方とマンションを借り、モデルさんを頼んでデッサンを描いたり、フラメンコを観に行ったり、友達になったスペイン人のお宅に招かれたり、という楽しい日々を過ごされたそうです。

村の教会.JPG

1979年には、スペインのクライスラー画廊で開いた個展が、大好評を博し、展示作はすべて売り切れてしまい、何とか手に入らないだろうかと、直接画家にかけあう人に汗を流して応対されるほどだった、というエピソードも伝わっています。

アマポーラ 油彩 20号 1988 当館.JPG

今回第一展示室では、1970年代中ばからほぼ20年に亘る、海外の「旅の記憶」を展示いたします。第二展示室では、「老いる」「生きる」の代表作をはじめ、花や少女像、雄大な風景画の数々が皆さまをお待ちいたします。どうぞ、お出かけ下さい。

 

 

 

 


「d design travel 埼玉号」 掲載のおしらせ


こんにちは。3月に入りまして春の日差しを感じる今日この頃です。

「d design travel  埼玉号 」(ディ・デザイントラベル)に当美術館ラウンジが掲載されました。

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2009年に創刊された「d design trabel」という本は47都道府県に1冊ずつ制作しているトラベルガイドです。最新施設や流行ではなくそれぞれの土地に長く続く、物や事を独自の基準で選定し10年、20年後も読み継がれる内容を目指しているガイドブックです。

美術館としてではなく、「画家 三栖右嗣の500号の大作 爛熳 をながめながらおはぎやお茶が飲めるカフェ」として紹介されました。(目の付け所が違います。。。)

「埼玉号」の完成を記念しまして、渋谷ヒカリエ「d47 MUSEUM」において「d design travel SAITAMA EXHIBITION(埼玉展)」が開催されております。

先日このおしゃれな車にて当ラウンジの イスやカップが展示会場に運び込まれました。

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さっそくスタッフが会場に足を運び激写してきましたので様子をご覧ください。会場にはガイドブックに掲載されているいろいろな所の物が展示されています。興味のある方はぜひ、生でごらんになってはいかがでしょうか。

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編集部の方がこのように記しておりました。 「埼玉県は、都市と自然と生活とが密接して、生かし合っている、素敵な県でした。」