プロフィール
三栖右嗣氏(みすゆうじ)記念館は敷地内のシンボルツリーや新河岸川沿いの桜並木など、サクラとはなじみの深い美術館です。スタッフがブログを通じて、さまざまお知らせを提供し、さくらのように愛される美術館づくりをめざしています。
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スタッフブログ

ヤオコー川越美術館三栖右嗣記念館スタッフによるブログです。

3月14日より 春の展示が始まります


皆さま こんにちは。春の展示替え、今回のテーマは「三栖右嗣 旅の記憶ー海外での取材作品から」です。

先生は1972年に、フランス・アメリカを旅したのを皮切りに、その後スペイン、中国、イタリア、パキスタンなど各地を取材旅行しています。

中でもスペインは、何度も訪れ、マドリッドでは同行のカメラマンの方とマンションを借り、モデルさんを頼んでデッサンを描いたり、フラメンコを観に行ったり、友達になったスペイン人のお宅に招かれたり、という楽しい日々を過ごされたそうです。

村の教会.JPG

1979年には、スペインのクライスラー画廊で開いた個展が、大好評を博し、展示作はすべて売り切れてしまい、何とか手に入らないだろうかと、直接画家にかけあう人に汗を流して応対されるほどだった、というエピソードも伝わっています。

アマポーラ 油彩 20号 1988 当館.JPG

今回第一展示室では、1970年代中ばからほぼ20年に亘る、海外の「旅の記憶」を展示いたします。第二展示室では、「老いる」「生きる」の代表作をはじめ、花や少女像、雄大な風景画の数々が皆さまをお待ちいたします。どうぞ、お出かけ下さい。