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こだわりの生鮮 2018.08.11

すいか名人が試行錯誤で育てた「極すいか」が登場! すいか本来の甘みを楽しんで

すいか名人が試行錯誤で育てた「極すいか」が登場! すいか本来の甘みを楽しんで

バーベキュー、夏休み中のお子さまのおやつ、すいか割りやお盆のお供え物など、夏といえばやっぱりすいか! 「おいしいすいかを探して、ようやく出会えたこのすいかを絶対に食べてみてください!!」というのは果物博士でおなじみ、青果担当の徳田。
すいか名人と呼ばれる農家さんが手掛けたという『山形県産さいとうさんの極すいか』。見た目はほかのすいかと変わりませんが、いったい何が違うのでしょう?

すいか本来の甘みを実現するためなら手間を惜しまず栽培

「実はすいかって育てるのがすごく難しいんです。すいかだけで育てようとすると、土の栄養が偏ったり、虫が増えたり、毎年同じ畑を使うことができなくなってしまう。そのため、普通は同じウリ科の夕顔やかぼちゃなどの台木にすいかの芽(穂木)をくっつける接ぎ木をして育てるんです。ところがこの『極すいか』は、すいかにすいかを接ぎ木をして育てています。『共台(ともだい)』と呼ばれるこの方法は、育てるのがひじょ〜に難しい。でもすいかが本来持っていた甘みや風味、シャリシャリとした食感を出したいと農家さんが試行錯誤を繰り返し、やっと実現したのです」(青果担当・徳田、以下同)

すいか名人も苦労して育てた『極すいか』は、抜群の甘さと歯触り!

『極すいか』を栽培しているのは、この道50年のすいか名人・斉藤 寛さんが代表を務める「まるひろ園芸出荷組合」。
「畑のある、尾花沢市はすいかの名産地。そのなかでも斉藤さんは、新種のすいかができると“試しに育ててほしい”とお願いされるほど、すいか界では有名人です。ご自身もすいかが大好きで、おいしいすいかを食べてほしいという思いで、研究してこられています。その斉藤さんをもってしても難しかったのが、『共台』でおいしいすいかを育てるということ。研究を重ねて得た独自の技術があるからこそ、ここまで上手においしいすいかを栽培できるのです」
『極すいか』は、普通のすいかよりも糖度が高く、ウリ科特有の青臭さも薄め。すいか本来がもつシャリシャリ感を楽しむことができます。さらに、真ん中から皮に近い端っこまでほとんど甘さが変わりません。今まで食べてきたすいかとは全然違いますよ!」

黒い縞模様を外して切ると種に当たらずにすむって、ご存知ですか?

最後に『極すいか』に限らず、おいしいすいかの見分け方を、果物博士の徳田が教えてくれました。
「まず、地の緑色と黒い縞模様がくっきりはっきりしているものを選んでください。丸1個の場合はポンポンと叩いて音が高ければ食べ頃です。ボコボコと低い音がする場合は、熟れすぎて実から種が離れてしまう種落ちや、空洞がある場合が多い。また、切り分けるときは黒い縞を外して包丁を入れてください。実は、種は黒い模様に沿って並んでいます。縞と縞の間に包丁を入れると、種を避けて切り分けられますよ」
この夏はそんな豆知識も実行しながら『極すいか』の甘みとシャリシャリ感を満喫してください!

※画像はすべてイメージです。
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