プロフィール
三栖右嗣氏(みすゆうじ)記念館は敷地内のシンボルツリーや新河岸川沿いの桜並木など、サクラとはなじみの深い美術館です。スタッフがブログを通じて、さまざまお知らせを提供し、さくらのように愛される美術館づくりをめざしています。
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スタッフブログ

ヤオコー川越美術館三栖右嗣記念館スタッフによるブログです。

2012年8月 1日 のアーカイブ

ナガールの花束  パート2


前回予告いたしました、ナガールの花束のつづきです。

 或る、朝から良く晴れた日、ヤオコー川越美術館の三人で、「ナガール」に会いに出かけました。

 学校の事務室をお訪ねすると、部屋の奥から事務次長さんがニコニコと出ていらして、恐縮する私たちをご案内くださいました。
 長い廊下をめぐり、不意に、天井の高い明るい空間に出たと思ったら、そこがラウンジでした。
 ナガールはその広い空間の、窓とは反対側の、高い壁の天井近いところに飾られていました。
 
 碧い空に白い峰がささり、その手前に子供たちが思い思いに散らばっています。
私たちは三人揃って、ため息とも吐息ともつかぬ声を上げながら、ナガールに見入ってしまいました。
 友を見つめ、天を指さし、笑い崩れ、目をそらし、はにかみ、花をかざし、ひとかたまりになり、ちらりと横顔だけを覗かせ、黒い髪、赤い髪、金色の髪、浅黒い肌、白い肌の少年たちが、饒舌にさんざめきながら、そこにいました。
 30年近い昔、三栖右嗣の手で、永遠のいのちを得た少年たちです。
 
脚立もライトもない状態で撮った写真ですので、あまりきれいではありません。でも今は、この絵の雰囲気だけでもお届けできたらと思い掲載しました。
 
 ところで、この絵の中には何人の少年がいるでしょうか。
 ナガールについては、これから、シリーズでお届けしますので、答は次回までに考えておいてくださいね。by 平井